SSブログ

秋入学がベストの選択肢なのか? [グローバル化とは]

ブログの題名に合うように久々にグローバル化を考えてみる。

東大が秋入学を検討してから、大学関係者は色々悩んでいることだろう。東大と足並みをそろえるのか、そのまま春入学を維持するのか。

秋入学にするとギャップイヤー(高校卒業した春から入学する秋までの間)をどう埋めるのか、秋に卒業した場合、就職ができるのか?など。
こういう問題はあるものの国際標準に合わせるのが良いと思うので東大の方針には基本的に賛成だったが、ちょっと転向しそうな感じ。

一橋大学は春入学を維持するが、半年単位で学期を区切り、秋からの就学も可能にするというもの。
http://www.j-cast.com/2012/02/22123018.html
最初の半年が導入学期・・・というのが若干気になるが、これは結構いい案だなと。

早稲田大学は春入学を維持し、1年を4つの学期にするクウォーター制を導入。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00218322.html
HKUSTのMBAも同じような感じなので、自分にはわかりやすい。

そもそも、大学生の時にも同じようなことを思ったんだけど、なぜ日本の大学はいろんな科目を並行して一年間ずーっと勉強するのだろうか???
別に1年を半期に分けたり、4つに分けたりして、ある科目を短期間で終わらせても良いのではないかと。

自分が大学生の時は教職過程をを取っていたので、本来124単位で卒業するところを187単位取得した。それでも4年生の時は週に1~2回程度しか学校に行く必要はなかった。
逆に言うと、数科目を1年間かけてやるためだけに、週に1~2回わざわざ学校に行かなければならなかったということだ。

仮に半期やクウォーター制であれば、1~2年生時に出来るだけ単位を取得しておけば3~4年生時は留学したり、就職活動に集中できるわけだ。
自分が学生の時にこういうシステムだったら、1~2カ月必死に肉体労働して金を貯めて海外に行きまくっただろうね。

さて、秋入学の目的が何かというところに戻りたい。目的は大学の国際化ということだが、たぶんこういうことだと思う。

1.欧米との学期を合わせて、日本からの留学、日本への留学を後押ししたい(外国人生徒を増やしたり、海外経験のある日本人生徒を増やして国際化する)
2.外国人教授を採用するときも秋入学の方がやりやすい(外国人教授を増やして国際化する)

1と2を考えると無理に秋入学にする必要はないのでは・・・と思う。一橋、早稲田案でも全く問題ないのでは。むしろ社会的全体のコストが低く、目的が達成される可能が高いのでは。(他の大学も同調しやすいし)

国際化に本気で対応したい大学は半期、もしくは四半期制を導入する。実は欧米やインドの学校も微妙に学期が異なるので、むしろ四半期のように細かく分かれているシステムの方が融通がきくのではないかと思う。

企業の採用活動に秋採用が一石を投じるのでは・・・という話もあるが、企業の採用方法の問題は新卒「一括」採用であり、春と秋の「二回」採用になってもそんなに大差はないと思う。結局半年くらい就職活動に時間を取られることは変わらないだろうから。

今は秋に帰国する留学生が採用に不利といわれているが、秋入学だろうが、秋帰国だろうが志のある学生は是非留学に行ってほしい。断言する。これからは春卒業の留学未経験者よりも秋卒業の留学経験者の方が絶対に市場価値が高いと。

秋入学、夏卒業だと入学式、卒業式の桜が・・・とふざけたことを言っている輩がいたが、そんなの小学生から高校生の12年間に経験したらもういいでしょ・・・

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。