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個人でなにができるか? 〜中国の反日デモにどう反応するか〜 [政治・経済]

今朝、二日酔いの状態でYahooニュースの「西宮中国大使が死去」というリンクを見たとき、「すわ、戦争か」と思った。
先日から続いている中国での反日デモと結びついたからだ。

大使が亡くなられたことにはお悔やみ申し上げるが、反日デモによる直接の被害ではなく、病死ということだったのでホッとした。もしかしたら最近の日中関係の悪化のせいで心労があったのかもしれない。仮にデモが暴徒化して大使を死なせてしまったということになったら戦争になりかねないからね。

さて、いまは香港という平和(まあ、ここでも反日デモはあるが)なところにいるが、2005年の元小泉首相の靖国参拝をきっかけとする反日デモを経験した自分の感想はこんな感じ。

・最初の方は2005年の方が険悪で今回は対したことないと思っていた。
 (自分が中国にいてこの事件があった時は地元政府から避難するように言われていた)
・だけど、ここ数日のデモは当時を超えている
 (デモの暴徒化がすご過ぎる。政府もそれを止める気がない)
・中国側の牽制はしばらくは収まりそうもないだろう
 (9月18日を控えている、経済制裁、在中邦人の拘束等もかなり高い可能性で起きる)

なぜこういう問題が起きるか、バックグラウンドは何か等々を書くと人生の中で一番多くの量を書いた大学の卒業論文を超える対策になってしまうのでやめておくが、当面自分たちが何を出来るかを提案したい。(国、地域レベルの話は割愛。自分が国会議員になるまで待ってほしい)

・とりあえず、デモをやっているような危険なところには行かない。中国への渡航は控える
 (怪我したり死んでしまったら何にもならないし、二国間の関係を悪化させる原因を作るだけだ)
・在日中国人には絶対危害を加えてはならない
 (相手がどんな手段に出ようが、日本はモラルのある法治国家であることを示し続けなければならない)
・中国人とこの問題に関して議論するのは良いが、リスクが伴うことと、彼等の同意を得ることは不可能だと思うこと
 (話せばわかると思う人は甘ちゃんだ。一般的に言って平均的な日本人と中国人では教育レベル、知識レベルが異なる。相手を見極める自信がなければ議論は避けるべし)
・個人レベルで中国人と付き合いのある人は言動に気をつけ、個人レベルの交流を深める
 (自分が日本の代表だと思い、みんなに見られていることを意識する。フレンドリーな挨拶、「ありがとう」を言うという小さなことでも相手の意識を変えることが出来る)
・日系企業に勤めていたり、学校に所属している場合は、仕事、勉学に励み、会社の収益力、学校の評判を上げるようにつとめる
 (最近の日本の領土関係の問題は日本の経済力、発進力が比較的低下したことにより顕在化した)

問題が顕在化してきた一番のファクターは国の経済力のバランスである。内政よりも外交に注力する、防衛力を高める、交渉を有利にすすめる等々すべての面で経済力が大きな影響力を持っている。

我々ビジネスマンはビジネスマンらしいやり方でこの問題を解決できるようにすべきだ。ビジネスをより良くすることで会社の発展につなげ、それが国の発展、国防強化等につながる。

8年間中国圏に住んでいる自分とっては一連の問題は他人事ではない。個人レベルでできることをし、少しでも問題の解決に尽力したい。
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