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本気でやらなきゃ結果はついてこない [グローバル化とは]

新聞やビジネス誌でグローバル化やグローバル人材という言葉を見ない日はほとんどなく、猫も杓子もグローバル、ついでにこのブログのタイトルにもグローバルとある。

高度経済成長期からバブル期にかけては日本は明らかに国際化のメリットを享受してきた。
国際化のメリットの方がデメリットよりも圧倒的に大きかったから、世界に打って出れる企業は伸びたし、逆に国際化しなくてもメリットはあまり受けれないものの、デメリットはさほどなかった。

ここ10年くらいは国際化という言葉もグローバル化という言葉に置き換えられ、日本はグローバル化によるメリットを享受するよりも、デメリットを受けることの方が多くなったと思える。
一言で言えば、先進国であることの通貨高と労務コストの高さが他国との競争の足を引っ張ったということだ。

さて、最近ベトナムに行ったんだけど、その時、現地の会計事務所に行ってベトナム人パートナーと話をしてきた。
彼は「Hideさんみたいな日本人ばかりだと助かるんだけどね」と言っていたが、その主旨は、彼らが会うような経営層の日本人は英語ができないことが多く、彼らのオフィスにいる数少ない日本人を連れていかなければならない。
もしくは日本語通訳がいても会計や経営の話を通訳するのが難しく、意思疎通が大変というもの。

また、とある友人にうちの会社(有名優良企業)うけてみたらと言われたんだけど、話を聞いてみると、海外赴任させて、現地の多国籍企業の幹部と英語でビジネスの話ができる人が不足しているらしい。

何がいいたいかというと、10年前くらいからグローバル化と騒いでいた割には、海外で他国のビジネスマンと英語で丁々発止とやりあう人材が全然足りていないということだ。

上記の会計士との話を書くと凄いように見えるかもしれないが、自分の英語は全く流暢ではない。英語を真剣に勉強したのは大学受験とMBAの準備のTOEFLくらい。(MBA中は英語を勉強するというよりも強制的に使わされるという感じ)

あえて言うなら、自分が物事をはっきり言うタイプであり、目的を達成しようとする意識があり、そのためには英語であろうが中国語であろうが筆談であろうが使えるものは使うからコミュニケーションが成立する確率が高く、そういった意味で平均的な日本人よりもちょっとだけグローバル人材に近いかもしれない。

多分、普通の日本の社会人が自分と同じレベルの英語力を持とうとするなら1~3年も必死に勉強すれば十分だと思う。(真剣に勉強しなきゃだめだけどね)
そしてしっかり勉強したいう自負があれば、会議や交渉の時に臆する事も減り、丁々発止とやりあうことが出来るようになる。

チャンスがあり香港に留学している大学生に結構会うチャンスがあった。彼等の世代は少子化のせいで分母が小さいが、海外経験を積んでいる割合が高くなっている。学部生の時点で留学に来ているから語学の上達も早く、指向を聞いてみるとやはり海外で働けるチャンスのある会社での勤務を希望している。

要は若い世代は徐々にではあるがグローバル化する(した)世界に適応しようとしているが、現役のサラリーマンの適応努力は足りておらず、そんな社員が中核になっている会社は組織としてグローバル競争力が弱いというのが自分の感じている事。

口ではグローバル化に対応しなきゃみたいな事を言っているが、行動がしっかり伴っている人は少ない。本気でやれば結果はでるとは思うんだけどね。

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