SSブログ

ガラパゴス化している、日本の女性活用 [キャリア論]

題名は東洋経済オンラインの記事で副題は「過度な育休や時短はキャリアアップの妨げに」というもの。
http://toyokeizai.net/articles/-/13268

誤解を招くのは嫌なので、できれば原文を読んでほしい。
内容をかいつまんで言うと、日本の産休、育休は制度が良すぎて、復職を遅くしキャリア形成に悪影響を与えている、それと比べアメリカ、香港、シンガポール等は産休、育休が短く、仕事への復帰が早いからキャリア形成が阻害されないというもの。

言っていることはわからないでもないが、(アメリカは別として)香港、シンガポールはメードを簡単に雇えるようになっているので、職場への復帰が早いだとか、雇用主が簡単に解雇できるから労働者がスキルを維持し続けたいというインセンティブがある。

日本の問題は早く職場復帰しようにも、メードもいない(もしくはやたら高い)し、保育園のような施設も不足しているというもの。そりゃ、他人に預けるよりも自分で育てた方がいいとはほとんどの親が思うだろうけど、日本の場合それができないのが問題。

日経ビジネス、ダイヤモンド、東洋経済のなかでは東洋経済のWEBサイトが一番面白いと思っているんだけど、個人的にこの記事は残念に感じだ。

さて、機会があればもっと書こうと思っているんだけど、日本でのメードの受入れは今すぐ行うべきだと思っている。

デメリットも当然あるけど、ざっとメリットだけあげるとこんな感じ。

-女性の労働参加率が上昇(経済活性化、雇用のミスマッチ解消、ダイバーシティーの確保)
-女性のキャリアの質の向上(いわゆるブランクの期間が短くなる、雇用のミスマッチ解消)
-少子化の改善(少なくともキャリアか出産かという選択をする際のプレッシャーは減る)
-移民受入の良い入口
 (自分は日本は特定の産業分野においてのみ移民を受け入れるべきだと思っている。やはり外国人受け入れに対するアレルギーが強いので、差別無く受け入れろという綺麗事は言わない)
-外国語習得のチャンス(フィリピンとかインドネシアのメードを想定しているんだけど、受け入れる家庭にその気があれば英語等を習得できる)

このあたりは自分よりも、香港、シンガポールで働いている日本人のワーキングマザーの意見が参考になると思う。そういう方には是非とも意見を発信してもらいたい。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。