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TOEFLで大学入試や卒業を判定する件につい [グローバル化とは]

ドメスティックに育った(英語圏の大学を卒業していない)MBA生はMBAの準備段階でTOEFLを受験しなければならない。

英語圏の大学を卒業していれば、TOEFLのスコアを提出する必要はないし、帰国子女とかであれば、iBTで100点を超えれるかどうかは別として80点程度ならわけないだろう。
(回答にテクニックや論理的思考が必要なので英語ペラペラというだけで100点に到達するとは限らない。ちなみに満点は120点)

MBA生があつまるとでてくる典型的な話題はTOEFLとGMATであり、MBA生のブログを読むとこれらの2つについて経験や対策を書いてあることが多い。つまりそれだけ時間と金をかけているのでブログのネタになるわけだ。

一般論で行くとMBA生というのは、ビジネスでそれなりに実績を残し、レベルの高い大学を卒業し、海外志向が強い。(そうでないと学校のスクリーニングで落とされる)
つまり、日本人のなかではそれなりに優秀で、英語学習に時間を費やし、かつモチベーションが高い集団だと言える。

自分の周りの話だと、そんな集団がTOEFLを受けて、最初に60点位のスコアを取って愕然とし、頑張って80点位に到達し、有名スクールに入ろうとする人はさらに頑張って100点に到達し、超トップスクールに行きたい人は死ぬほど頑張って110点あたりを目指す。

こんなテストで入試の合否を判定したり、一定点数いかないと卒業させないというアイデアは現実的ではないと思う。

そもそもTOEFLが受験英語と決定的に違うのが、難易度の高いリスニングとスピーキングがあるということ、ライティングとリーディングも含めた総合的英語能力を図るということである。

大学受験にこれを課すと、この勉強だけに相当時間と特に金を投資しなければならないし、卒業要件にする場合には高得点が取れるように大学がサポート(TOEFL対策授業)する必要がある。だって大学ってカリキュラムをしっかりこなして一定の成果をだせば卒業できなければならないわけだし。

自分が思うにTOEFLの最大の問題は受験コストが異常に高いことである。MBA生はTOEFL対策の塾の為に数十万円突っ込んでいるし、TOEFLの受験料自体も2万円を超える。(友人で60回以上受験した人がいる。120万以上突っ込んだということ・・・)

受験者数が増えればクラス当たりの人数が増えるので塾の値段は下がっていくだろうが、人数が増えるとスピーキング対策ができなくなってしまう。

このルールができたら、ETS(TOEFLの主催者)と安価でスピーキングができるオンライン英会話は相当もうかるんじゃないだろうか。

直近で現実的なTOEFLの利用方法は、TOEFL高得点だったら大学受験の英語の点数を満点にするよだとか、大学の英語の授業に一切出席しなくても自動的に単位をあげるよとかそんなあたりじゃないかなと思う。

このルールを考えた人は一回自腹でTOEFLを受けに行った方がいいだろう。

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