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とある大学生のその後と日本の就職活動 [キャリア論]

以前のエントリーで、とある大学生がブログ経由で連絡をしてきて、海外で働くこととは等を聞かれたという話をした。
で、最近その大学生から就職が決まりましたという連絡があった。

以前会って、話をしたときにすぐにビジョンがあって優秀な学生であることはわかったので、有名企業、大企業企業に就職できるだろうなあと思っていた。
最終的に、総合商社に入社することに決めたとの事。総合商社なら海外に行くチャンスはごまんとあるはずなので、頑張って海外赴任のチャンスをつかんでもらいたい。

ブログ経由で問い合わせをしてきて、その顛末を連絡してくれないMBA志願者よりも、(就職がうまくいったからかもしれないが)こうやって就職活動の顛末を連絡してくれる大学生、どちらが社会人として成功するかは推して知るべしである。

さて、タイトルに日本の就職活動と入れたが、大したことを書くつもりはない。最近思ったことをちょっとばかり。

一つ目が「日本は女性の方が男性よりも高等教育を受けている比率が高いこと」

The EconomistのMega Change 2050という本、2050年になると人口動態だとか、政治システムとか、宗教だとかがどのようになるかというのを予測したもの、を読んでいるんだけど、そこで得た情報で結構意外は事実だった。
ただ、この本に書いてある高等教育(大学進学率)はおそらく短大を含めている。政府統計をみると、4年制大学のみに絞った場合は男性の方が女性より進学率が高いという結果になっているからね。

もう一つが、「企業が採用活動をすると、多くの場合女性の方が優秀な人材に見えること」

多くの企業がそうらしいが、SPIや成績、エッセイ、面接で新卒学生を採用しようとすると、男子学生より女子学生の方が優秀な人材と判断されるそうな。うちの会社の人事の人も同じことを言ってた。

まあ、残念ながら実際に採用されている人数を見ると、伝統的な日系企業では、男性に下駄をはかせているのが良くわかる。

女性の方が高等教育を受けている割合が多い、男女で比較した場合、女性の方が優秀とみられる人材の割合が多いという2つの事実、いわゆるなでしこ銘柄(女性社員の割合、管理職の割合が多い)のパフォーマンスがそれ以外よりも高いという事実には相関関係があるように思える。

違う角度で見ると、外資系の企業やベンチャーのような非伝統的企業の方が、比較的有利な競争条件で女子学生という優秀な人材を獲得しているのではないかと思う。

日本人女性をろくすっぽ採用しない伝統的日本企業がグローバル化と言って外国人を採用しようとしていたりする。
彼らは多様性がなんとかと言っているが、順番が違うような気がするのが自分だけだろうか。。。

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