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いるいる詐欺 [香港の生活・文化]

日本に帰任すると決まった後、有難いことに色んな方に送別会を開いていただいている。

ただ、日本人MBAのグループからは本当に帰るの?みたいに聞かれることが多く、かえるかえる詐欺(※)の疑いをかけられている。

※かえるかえる詐欺=日本に帰るということで送別会(多くは御馳走して貰える)を開いてもらい、その後も何食わぬ顔をして香港に居続け、第2次、3次の送別会を開いてもらうこと。CUHK出身の某女帝が編み出した技の一つで、送別する側の日本人を驚愕させた。後に模倣犯も現れる。(民明書房刊より)

冗談はさておき、最近自分も詐欺にあったかもしれないのでみんなの為に書いておこう。

「香港でのやり残しをないようにしよう計画」に急遽リストアップされたのが、ピンクドルフィンを見に行くというもの。ということで、某クラスメートのが週末にTaiOなる漁村に行って散策をし、ピンクドルフィンを見て、焼き肉を食すという素晴らしいプランを立ててくれた。

この漁村はいまだに水上に掘立小屋みたいなのを立てて住んでいる人がいる。昔の貧しいころの、ジャッキーチェンの若かりし頃の映画にでてくるような香港である。
お薦めは、カラスミやイカ、牡蠣などをあぶったものを食べながら、このあたりをちょろっと歩くというもの。カラスミ食べると無性に日本酒が飲みたくなるのでシティースーパーで買っていくのもよし。

メインのピンクドルフィンだけど、小さいボートで見に行くことになっている。10人乗りくらいのボートで、20分位のツアー。代金は20HKD/人とリーズナブル。
コースは掘立小屋のある水路と、沖にでてピンクドルフィンの居るであろうあたりをうようよするというもの。

で、肝心のピンクドルフィンは・・・・・いなかった。

どこでドルフィンを見れるのかな~と思っていたところ、船の操縦士が良くわからない広東語で、あそこの岩(将軍岩と呼ばれる)は人の形をしているんだと説明しだした。
多分ドルフィンがいないので、岩の方に気をそらす作戦だと思われる。

いくらこの20分のツアーが20HKDと安かったとしても、ピンクドルフィンがいなければ商売あがったり二なるだろう。なので、見れる確率が低くてもドルフィンがいるいると言い続けているのではないかという疑問が我々の頭をよぎった。
我々はいるいる詐欺に騙されてしまったのかもしれない。

写真をアップしようと思ったんだけど、とある方のブログに乗っている写真が自分の撮った写真とほぼ同じで、感想も大体同じなので、こちらを見ていただきたい(笑
http://kimakuma.blog133.fc2.com/blog-entry-36.html

世の中にはいろんな詐欺があるようだ。最近もアメリカの診療報酬で運用するファンドなぞの胡散臭い事件があったが、うまい話(20HKDでピンクドルフィンが見れる)はないと肝に銘じるべきであろう。

ところで、途中で「冗談はさておき」って書いたけど、さておいていたらこのブログ自体が消滅する気がしたので、この表現は今後控えるようにしよう。。。

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