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足りないのは決定力ではなく守備力 [サッカー]

コンフェデの日本代表対イタリア代表の試合は面白かった。
なんせ最後まで見て、会社に遅刻していったからね。(とはいえフレックスタイム制なので無問題)

自分はいままでザッケローニ擁護派だったんだけど、そろそろ擁護するのはきついかも。

ザックはトルシエと同じタイプだね。チームのセットアップはうまいけど、選手交代がヘタ、采配で流れを変えれないというタイプ。
ジーコは(運が良かったというのもあるけど)選手交代、つまりゲームの流れを見るのはうまいけど、チームビルディングは最悪だった。

少なくとも、勝ちにいかなければならない試合だったので博打的な采配でもいいからドラスチックに動くべきだったね。
(チームビルディングにうまい監督は臨機応変的な能力は低い傾向にあると思う。これも高ければ名監督)

さて、本題。昔から日本代表は決定力がないといわれてきているけど、自分は守備力の方が問題だと思っていた。

大体、決定力(圧倒的攻撃力)のある代表チームなんてブラジル、アルゼンチン、オランダ、スペインくらいなもので、どの国も決定力に欠いているという議論は尽きない。
そんなわけで、日本の決定力不足はたいした問題ではない。そもそも守備力が無いから他国の攻撃に圧倒されるわけであり、守備力に絶対の自信があれば決定力が低くてもそれなりの得点パターンを構築できるのである。

で、今回日本の守備の連携の悪さが露呈したのだと思う。観念的に日本はチームワークや助け合いができており、連携が悪いというのはなさそうに思えるけど自分はそうは思っていない。

日本の守備陣の最大の問題点はみんな別のクラブチームでプレーしていることである。昔に比べれば海外チームでプレーしている選手がいるように個々ではレベルがあがっている。
ただ、他国の守備陣、特にヨーロッパは自国のトップクラブのディフェンス陣を中心としたメンバーになることが多く、個々のレベルの高さ、連携のスムーズさがすばらしい。

たとえば1994年ワールドカップのイタリア代表はACミランのディフェンス、センターラインを中心にサイドとトップに他チームのエースクラスを混ぜるといった感じのチームだった。

じゃあ、日本代表はどうすればいいのか。2つ方法があり、ひとつは日本人DF、ボランチがどんどん海外に出て行き、同じチームでプレーすること。もうひとつがJリーグのレベルアップである。
理想は前者だけど、DFを何人も日本から獲得するチームはまず無いだろうし、仮にあっても両サイドバックを獲得という形になるだろう。つまりセンターの連携が生まれないので連携強化は厳しい。

やはりJリーグのレベルアップに期待するしかない。アジアチャンピオンズリーグでJリーグチームがどんどん敗退しているが、ここで毎年Jリーグチームが優勝・・・という状況にならなければ日本サッカーの飛躍のスピードは落ちていくだろう。

もうひとつ観念的になってしまうけど、日本の連携とかチームワークってお互いに弱いところを補いましょう的な感じだけど、トップチームのチームワークって個々人がしっかり決められた役割を果たすことによって成り立っているもののように感じる。

今回のイタリアで最初に交代させられた選手は、役割を果たせていなかったから、ほかの選手に入れ替えチームワークを成り立たせようとしていた。一方、某鹿王子はY田の決定的なミスをかばっていた。(まあ試合後にチームメートを誹謗中傷して得られるものは無いが、責任ははっきりさせておくべき)

準決勝進出の可能性がある状態でのメキシコとの試合は面白かっただろうなあ。いまの状態じゃ日曜日に早起きして試合見る気になれないよ。。。

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