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35歳を超えて転職すること [キャリア論]

今回転職活動をして感じたのは、

・やはり35歳の壁というのは高く超えがたい
・とはいえグローバル人材、専門職は需要がある

ということだ。これは自分だけに当てはまることではなく一般論である。

35歳を超えると特に日系企業では求人が減る。主な理由は自社でゼネラルマネジメントをやる人を育てているというのと、多くの会社で給与がスキル等ではなく年齢で決まってしまい、割高な採用となる(どこの馬の骨ともわからない人を雇うなら、内部で人を探したほうがリスクが低い)からであろう。

さらにIT(データベース)が発達したことにより、検索機能で年齢を絞られると1歳でも条件に合わなかった時点で選考からもれる。34歳11ヶ月と35歳0ヶ月ではほぼ何も変わらないはずなのだが、ルールはそれを許してくれない。

グローバル人材はトレンドなのか需要はあるらしく、人材紹介会社も日系企業向けにグローバル人材採用のような部門を設置し売り込んでいる。いつもの話だがグローバル人材というと言葉の定義から始まってしまうが、ここでは海外勤務、海外ビジネス支援、留学経験等がある人材ということにする。

上記とは別に個人として感じたことは

・日系の伝統的産業やいわゆる大企業には見向きもされない(そもそも求人自体が非常に少ないし、超絶人気なので競争率が高い)
・日系でも比較的新しい産業(ここ十年、二十年くらいで大きくなった産業)は業界のトップ企業からでも話がくる
・外資系はスキルセットが合えば企業規模や出身業界関係なく話がくる

一社だけ決めうちで伝統的、かつ超一流会社に応募したが書類選考すら通らなかった。無理だろうとは思っていたんだけど、自分の希望する業界、職種、カルチャーを全て満たしていたんでね。まあ会社が巨大すぎて仮に採用されても、無為に日々を過ごしそうな気がしたので落ちたことについてまったくショックではなかった。

大企業はレールをまったく外れたことのない人を好む傾向があり、そもそも求人自体が少ない。一般的に大企業を辞めてそれより小さい企業に行く人は多い(簡単だ)けれど、その逆は非常に少ない(難しい)のである。そういった意味では大企業に入れるか否かは18歳の時点で大体決まっているのかもしれない。

比較的歴史の浅い産業は、おそらく胡散臭いと思われているのだろう。なので人材採用にフレキシブルだ。よく「大学生の就職したい企業ランキング」のようなものがあるが、あるランキングでは1位から10位までがすべて金融機関だった。さすがに上位10社が全て金融機関というのはおかしな話だが、ランキングには金融機関、運輸、電機メーカーやインフラ系など歴史の長い産業にある会社が上位に来ることが多い。

外資系の場合は、(35歳にもなると)スキルセットが合わないと見向きもされない。あえば給与は日系よりも高いし、やること(Job description)が明確なので転職しやすい。ただし、レポーティングカルチャーを気にするらしく、日系企業出身者よりも外資系企業出身者のほうが圧倒的に有利。

以前にも書いたが、さすがに35歳を超えると、今までの自分のキャリアによって将来の方向性が制限されてしまう。
そんな中、転職活動をすることによって色々と自分のことを客観視できて良かったのかなと思った。
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こまちゃん

うっ…こまのように50歳越えだと、幾ら海外経験が豊富でもアカンでしょうなぁ。。。(´灬`;;
「彷徨う謎の中国商人」でエエか。。。(爆汗
by こまちゃん (2013-11-11 02:29) 

hide-and-seek

日本の会社は年齢気にしますからね。。。
海外暮らし長いと、日本企業で働く気になれないと思います(笑
by hide-and-seek (2013-11-11 20:35) 

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