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ゼロからのスタート [キャリア論]

新しい職場で働き始めて約2ヶ月。まあいろいろと大変だった。ブログも全く更新しなかったしね。。。

最初に戸惑ったのがビジネスモデルの違いである。

B to Cは消費者を相手に商売するわけだが、消費者の嗜好は多様化しているし、マーケットのトレンドもすぐに変わってしまうので、それにキャッチアップしていくのが大変。
そもそも、自分のいる業界のビジネスモデルはここ10年で大幅に変わってしまい、その内容を理解するだけでも結構な時間がかかった。(当然まだ勉強中)

ビジネスモデルというか、売っているものがまったく異なるので、当然のように会社のカルチャーもまったく異なる。
ただ、カルチャーだけで見ると今の会社のほうが自分の性格にはあっているのかなと思う。

ヒエラルキーがびっちり決まっているよりも、(仮に自分がヒエラルキーの上にのし上がったとしても)フラットな組織、カルチャーのほうが性に合っている。
自分にとっては会社の役職って、会社の中で意思決定したり、指示をしたりする役割を決めるものであり、それが呼び名になったり、プライベートに持ち込まれたりするのは好きでないからだ。

今の会社は役員だろうが、直属の上司だろうが、アシスタントだろうが、さん付けで呼ぶし、役職の高い人も偉ぶるということは自分で見ている限りほとんど無い。
と、書いてみたものの、ほかの社員は別として前の会社でも自分は大体さん付けで呼んでいたな~(笑

タイトルにゼロからのスタートと書いたけど、社会人経験や自分の得意分野(会計、収益改善)はある程度は違う会社に持っていける。
やはり一番厳しいのはレピュテーション(社内での評判とか)ゼロからのスタートである。

なんだかんだ言っても前の会社では10年働いたので、会社内外での人脈だとか、正式な上司、部下に加え、アンオフィシャルな部下がいたりとか、業務フローを知っていたりだとかがあった。
そういうのがゼロからスタートとなると、キャッチアップするのが非常にきついわけである。

最近、有名外資系IT企業より人材系の企業に転職したMBA時代の友人がうちの会社に営業に来たので、一緒にランチを食べた。
初の転職だったらしいが、彼もレピュテーションゼロからのスタートが一番きつかったといっていた。

社費でMBAにいければ、こういうことはないのだろうが、会社を辞めて私費で行った場合、MBAでも、再就職先でもある意味ゼロからのスタートが待っている。
上記で触れたように、ゼロからのスタートは苦しくもあるが、刺激的でもあるので、それを楽しみながら仕事をしていきたい。

最近離婚した友人はゼロからのスタートのほうが楽って言っていたけどね。。。

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35歳を超えて転職すること [キャリア論]

今回転職活動をして感じたのは、

・やはり35歳の壁というのは高く超えがたい
・とはいえグローバル人材、専門職は需要がある

ということだ。これは自分だけに当てはまることではなく一般論である。

35歳を超えると特に日系企業では求人が減る。主な理由は自社でゼネラルマネジメントをやる人を育てているというのと、多くの会社で給与がスキル等ではなく年齢で決まってしまい、割高な採用となる(どこの馬の骨ともわからない人を雇うなら、内部で人を探したほうがリスクが低い)からであろう。

さらにIT(データベース)が発達したことにより、検索機能で年齢を絞られると1歳でも条件に合わなかった時点で選考からもれる。34歳11ヶ月と35歳0ヶ月ではほぼ何も変わらないはずなのだが、ルールはそれを許してくれない。

グローバル人材はトレンドなのか需要はあるらしく、人材紹介会社も日系企業向けにグローバル人材採用のような部門を設置し売り込んでいる。いつもの話だがグローバル人材というと言葉の定義から始まってしまうが、ここでは海外勤務、海外ビジネス支援、留学経験等がある人材ということにする。

上記とは別に個人として感じたことは

・日系の伝統的産業やいわゆる大企業には見向きもされない(そもそも求人自体が非常に少ないし、超絶人気なので競争率が高い)
・日系でも比較的新しい産業(ここ十年、二十年くらいで大きくなった産業)は業界のトップ企業からでも話がくる
・外資系はスキルセットが合えば企業規模や出身業界関係なく話がくる

一社だけ決めうちで伝統的、かつ超一流会社に応募したが書類選考すら通らなかった。無理だろうとは思っていたんだけど、自分の希望する業界、職種、カルチャーを全て満たしていたんでね。まあ会社が巨大すぎて仮に採用されても、無為に日々を過ごしそうな気がしたので落ちたことについてまったくショックではなかった。

大企業はレールをまったく外れたことのない人を好む傾向があり、そもそも求人自体が少ない。一般的に大企業を辞めてそれより小さい企業に行く人は多い(簡単だ)けれど、その逆は非常に少ない(難しい)のである。そういった意味では大企業に入れるか否かは18歳の時点で大体決まっているのかもしれない。

比較的歴史の浅い産業は、おそらく胡散臭いと思われているのだろう。なので人材採用にフレキシブルだ。よく「大学生の就職したい企業ランキング」のようなものがあるが、あるランキングでは1位から10位までがすべて金融機関だった。さすがに上位10社が全て金融機関というのはおかしな話だが、ランキングには金融機関、運輸、電機メーカーやインフラ系など歴史の長い産業にある会社が上位に来ることが多い。

外資系の場合は、(35歳にもなると)スキルセットが合わないと見向きもされない。あえば給与は日系よりも高いし、やること(Job description)が明確なので転職しやすい。ただし、レポーティングカルチャーを気にするらしく、日系企業出身者よりも外資系企業出身者のほうが圧倒的に有利。

以前にも書いたが、さすがに35歳を超えると、今までの自分のキャリアによって将来の方向性が制限されてしまう。
そんな中、転職活動をすることによって色々と自分のことを客観視できて良かったのかなと思った。
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20代の人が転職時に何を見られるか [キャリア論]

最近某MBA生と飲んで、その人が転職したいとかそういう話になった。社費でMBAに行ったので学費等を返済しなければならないが、良い転職ができれば学費の問題はたいした負担にはならないだろう。

ちなみに休職してMBAに行ってそのまま転職した人や、社費で行って転職する人が結構いる。みんな思い切ったことするなあ~と思ったりもするが、退職して私費留学するというノーガードの状態でMBAに行くよりも保険があったほうが精神的に安定するだろう。まあハングリー精神は足りなくなるかもしれないが。

MBAに行きたいけど、社費留学制度がない人は一度会社と休職の交渉をしてみるといい。どうせやめることになるんだし、駄目モトでやって損することもないし。

さて、冒頭の転職希望者だけど、まだ20代なので転職自体は簡単にできるだろう。国内のトップティア大学、留学経験あり、社費MBA、日本の一流企業勤務なのでかなり高望みしていいはずだ。

20代ならポテンシャル採用的な感じが多いので業種、職種はまだ変更できるし、MBA採用ならなおさらだ。ちなみに自分の知り合いでMBA採用みたいな感じで幹部候補として外資系に行った人が何人かいるが、仕事は大変そうだ。まあ外資系でMBA採用しているところは、出世も早いし、給料も高いからうらやましい限りである。

で、20代で転職するのに見られる内容は

1.出身大学
2.卒業後一番最初に就職した会社の社会的ステータス
3.直近の職務内容、実績
4.人柄
5.ポテンシャル

あたりで、第二新卒なら3は関係ないだろう。

年が上がるにつれて3の重要性が高まってくるのであるが、特定の会社、業界では1、2は一生ついて回るので、特定の会社、業界に入りたい人は15歳くらいの時点から人生設計をしないと後で後悔することになる。

このあたりは機会があれば書いてみたい。

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Hide、会社やめるってよ [キャリア論]

タイトルは完全なパクリ。朝井リョウの「桐島、部活やめるってよ」が元ネタ。
小説は見てないけど、ちょっと前に映画で見た。さんざんみんなを振り回しておきながら一回も出てこない、桐島っていったい誰なんだ???という内容。(そういう内容だよね?)

で、タイトルはパクリだけど事実であって、約10年程勤務した今の会社を退職することにした。
今の会社で実は3社目なんだけど、最初の2社はもともと転職するつもりで入社したわけでやめるときにはまったく躊躇がなかったんだけど、今の会社はそういうわけではなかったのでかなり悩んだ。

当然、会社には良いところも悪いところもあるんだが、いまの会社は良いところのほうが多く、個人的には約9年海外駐在をさせてもらったし、アジアだけだけどいろんな国に出張とか行かせてもらった。自分で決めたことだけど、駐在があったおかげでビジネススクールにもいけたし、日本では得られないようなネットワークを築くこともできた。

で、今後どうするか。

新しい会社はこんな感じ

・今まで(金融業、製造業)とまったく違う業界
・B to C (今まではB to B)
・職種は直近は今とだいたい同じでそのうち変わる
・日系企業でグローバル展開に注力している
・東証一部上場で、規模はそこそこ
・勤務地は東京

転職に際して、業種、職種、エリア、日系/外資等選ぶわけだけど、年齢が上がるにつれてこれらの項目を変えるのがしんどくなってくる。
今回は、業種の変更と近い将来職種が変更されるであろうという仕事にした。で、日系を選び、自然とエリアは東京になった。

決め手は

・直近の業務内容が自分のスキルを使える内容で、将来的にもっと興味のある仕事ができそう
・待遇等、現状よりも評価されている(ような気がする)
・B to Cでグローバル展開に注力しようとしている、新しい試みをしていこうとしている

ところだろうね。

外資系の話もたくさんあったんだけど、やはり外国にレポーティングするよりも、自分で経営に関与できる日系を選んだのである。
まあ、外資系のほうが給与が高いし、ライフワークバランスが取れそうだったんで悩んでしまったけどね。

住む場所は東京で、相変わらず社蓄生活は続くけど、タイトルにある「グローバル化を考える」というのはしばらく続きそうである。

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30代キャリアを考える [キャリア論]

ちょっと前になるが、今月の頭にHKUの友人の誘いで「30代キャリアを考える」というイベントにゲストとして参加してきた。

0→1BOOSTERと企業支援の組織がやっているイベントで、参加人数は少なかったが、逆に人数が少なかったので対話型になり有意義なイベントだったと思う。

ゲストスピーカーは4名で、学生時代に企業経験があり、現在はベンチャーサポートをしている20代のイケメンと、シンガポールで博士号を取得した教育関係の方とHKUの友人、自分であった。

この20代のイケメンが非常にすばらしいビジネスマンというかしっかりした人間というか、年齢的には10歳くらい離れているのにいろんな意味で自分より立派だった。
プレゼンもうまいし、自分の意見の主張ができるし、ビジネス経験も豊富だし、行動力もあるし。

こういう優れた人間はそんなにお目にかかれないが、こんな20代の人がいれば日本の将来も明るいのではないだろうか。

実はイベントに誘われたとき、こういうイベントはピカピカの学歴、キャリアの人がスピーカーになるのが相場なので遠慮しようかと思ったけど、やってよかったと思っている。

普通の大学をでて、ブラック企業に入社し、目的を持って転職をし、海外駐在をし、マネジメント経験をつみ、MBAを取得。ブラック企業に入りたい人はいないと思うけど、どうやったら海外勤務できるか、どういう方向性を持ってキャリアを積んでいくかというのは参考になったと思う。

最近MBAフェアのサポートもしているし、社会や周囲の人から色々得るだけでなく、社会や周囲の人へ何かを還元する時期にさしかかってきたのかと思う。

まあ、他人の人にキャリアの話をしている暇があったら自分のキャリアを何とかするのが先なんだけどね。。。

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65歳定年と野球解説者 [キャリア論]

翼があり自由気侭な海外駐在員から日系企業の社畜に成り下がり(もどり)2週間が経過。
いわゆるサザエさん症候群に陥りながらスポーツニュースを見ていて嫌な思いをする。そういや香港ではサザエさん症候群にはならなかったな。。。

いやな思いというのは年功序列。

某NHKのスポーツニュースの野球ではダイエー、巨人にいたK久保が解説をしている。
で、インタビューを受ける方は楽天の嶋。野球界においてはK久保は大先輩であり、嶋は後輩。なのでインタビューはなぜか聞く方であるK久保がタメ語で嶋が丁寧語。

なんかインタビューをする方がタメ語で、される方が恐縮しまくっているのってものすごい違和感がある。
選手としては大先輩(一般的に優秀な選手じゃないと引退後に解説者になれないんだろうね)がなんか聞いてきたら恐縮して丁寧語になるし、クローズドクエスチョンを投げかけられたらつい「はい」って言っちゃうんだろうね。

で、このインタビュー見てたら定年延長制度が怖くなった。

自分は、社会人になって5年くらい経った後は先輩、後輩の仕事の実力の差は殆ど本人の才能と努力によって差がつくと思っている。
つまり、先輩だから(単に長い間やっているから)といって若い社員より優秀であるのは最初の数年くらいであり、それ以降は単に先輩だからといって「仕事の能力」において優秀とは限らない。

まあ、野球界においては解説者は殆ど元トップ選手だと思うんだけど、インタビューでYESと言わせるようなクローズドクエスチョンは勘弁してほしい。
サッカーの本田圭祐が人気なのもわかる気がする。。。

65歳定年延長制度が導入されたら、K久保みたいな人が沢山出てくるんだろうな〜と思う。年金制度が傾いているのはわかる。だけどこんな制度を盛り込んで企業が活性化するのだろうか???

どうでもいい話だが、DeNAのピッチャーが敬遠球を暴投して点を取られてた。いやー、これじゃ勝てないだろ(笑)
ちなみにこの投手は「敬遠は学生時代も経験がなく、ゆるく投げたらすっぽ抜けた・・・」的な事を言ってた。君にはソフトボールのオリンピックルール※を適用だ!!
※ゲーム時間短縮のために、敬遠する場合は宣言するだけで投げなくても良い。
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自分の小さな選択が他人の人生を大きく変えている [キャリア論]

有難いことに連日送別会等があり、肝臓が疲弊している。あとちょっとなので死なない程度に楽しんでいきたい。

さて、自分が日本に帰るということで、昔の部下から挨拶と御礼の連絡がきた。
実はこの社員は他部門から引き抜いた社員。当時人員補充をしたかったのと、会社の内容がわかっている人の方が良かったので外部からでなく、内部からの採用をしたかった。

自分からすると、自分の部門の社員採用という良くある業務の一つだったんだけど、彼女にしてみればキャリアアップする良いチャンスだったらしい。
資格を取ったり、語学の勉強をしたりという努力もあって、給料も上がり、仕事の内容も高度になった。

上記の御礼なんだけど、自分のおかげでキャリアアップできたというもの。

自分はマネージャーとして定期的に人事査定をやっている。こちらからするとルーティンの仕事なんだけど、査定をされる方にしてみれば、ある意味人生が掛かっているわけなのでこの仕事は他の仕事以上に真面目にやっている。

彼女のように自分に感謝してくれる人もいれば、自分のことを恨んでいる人もいるだろう。(マネージャーになりたての頃は明らかに自分の人間力不足でスタッフが辞職したというのもあった)

彼女以外にも何人か同じような主旨のメールや電話をくれたりする社員がいて、まあ、自分がやってきた事も多少は認められたのかな~と思ったりする。

彼らの人生が良い方向に向かうことを心から願う。


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とある大学生のその後と日本の就職活動 [キャリア論]

以前のエントリーで、とある大学生がブログ経由で連絡をしてきて、海外で働くこととは等を聞かれたという話をした。
で、最近その大学生から就職が決まりましたという連絡があった。

以前会って、話をしたときにすぐにビジョンがあって優秀な学生であることはわかったので、有名企業、大企業企業に就職できるだろうなあと思っていた。
最終的に、総合商社に入社することに決めたとの事。総合商社なら海外に行くチャンスはごまんとあるはずなので、頑張って海外赴任のチャンスをつかんでもらいたい。

ブログ経由で問い合わせをしてきて、その顛末を連絡してくれないMBA志願者よりも、(就職がうまくいったからかもしれないが)こうやって就職活動の顛末を連絡してくれる大学生、どちらが社会人として成功するかは推して知るべしである。

さて、タイトルに日本の就職活動と入れたが、大したことを書くつもりはない。最近思ったことをちょっとばかり。

一つ目が「日本は女性の方が男性よりも高等教育を受けている比率が高いこと」

The EconomistのMega Change 2050という本、2050年になると人口動態だとか、政治システムとか、宗教だとかがどのようになるかというのを予測したもの、を読んでいるんだけど、そこで得た情報で結構意外は事実だった。
ただ、この本に書いてある高等教育(大学進学率)はおそらく短大を含めている。政府統計をみると、4年制大学のみに絞った場合は男性の方が女性より進学率が高いという結果になっているからね。

もう一つが、「企業が採用活動をすると、多くの場合女性の方が優秀な人材に見えること」

多くの企業がそうらしいが、SPIや成績、エッセイ、面接で新卒学生を採用しようとすると、男子学生より女子学生の方が優秀な人材と判断されるそうな。うちの会社の人事の人も同じことを言ってた。

まあ、残念ながら実際に採用されている人数を見ると、伝統的な日系企業では、男性に下駄をはかせているのが良くわかる。

女性の方が高等教育を受けている割合が多い、男女で比較した場合、女性の方が優秀とみられる人材の割合が多いという2つの事実、いわゆるなでしこ銘柄(女性社員の割合、管理職の割合が多い)のパフォーマンスがそれ以外よりも高いという事実には相関関係があるように思える。

違う角度で見ると、外資系の企業やベンチャーのような非伝統的企業の方が、比較的有利な競争条件で女子学生という優秀な人材を獲得しているのではないかと思う。

日本人女性をろくすっぽ採用しない伝統的日本企業がグローバル化と言って外国人を採用しようとしていたりする。
彼らは多様性がなんとかと言っているが、順番が違うような気がするのが自分だけだろうか。。。

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ガラパゴス化している、日本の女性活用 [キャリア論]

題名は東洋経済オンラインの記事で副題は「過度な育休や時短はキャリアアップの妨げに」というもの。
http://toyokeizai.net/articles/-/13268

誤解を招くのは嫌なので、できれば原文を読んでほしい。
内容をかいつまんで言うと、日本の産休、育休は制度が良すぎて、復職を遅くしキャリア形成に悪影響を与えている、それと比べアメリカ、香港、シンガポール等は産休、育休が短く、仕事への復帰が早いからキャリア形成が阻害されないというもの。

言っていることはわからないでもないが、(アメリカは別として)香港、シンガポールはメードを簡単に雇えるようになっているので、職場への復帰が早いだとか、雇用主が簡単に解雇できるから労働者がスキルを維持し続けたいというインセンティブがある。

日本の問題は早く職場復帰しようにも、メードもいない(もしくはやたら高い)し、保育園のような施設も不足しているというもの。そりゃ、他人に預けるよりも自分で育てた方がいいとはほとんどの親が思うだろうけど、日本の場合それができないのが問題。

日経ビジネス、ダイヤモンド、東洋経済のなかでは東洋経済のWEBサイトが一番面白いと思っているんだけど、個人的にこの記事は残念に感じだ。

さて、機会があればもっと書こうと思っているんだけど、日本でのメードの受入れは今すぐ行うべきだと思っている。

デメリットも当然あるけど、ざっとメリットだけあげるとこんな感じ。

-女性の労働参加率が上昇(経済活性化、雇用のミスマッチ解消、ダイバーシティーの確保)
-女性のキャリアの質の向上(いわゆるブランクの期間が短くなる、雇用のミスマッチ解消)
-少子化の改善(少なくともキャリアか出産かという選択をする際のプレッシャーは減る)
-移民受入の良い入口
 (自分は日本は特定の産業分野においてのみ移民を受け入れるべきだと思っている。やはり外国人受け入れに対するアレルギーが強いので、差別無く受け入れろという綺麗事は言わない)
-外国語習得のチャンス(フィリピンとかインドネシアのメードを想定しているんだけど、受け入れる家庭にその気があれば英語等を習得できる)

このあたりは自分よりも、香港、シンガポールで働いている日本人のワーキングマザーの意見が参考になると思う。そういう方には是非とも意見を発信してもらいたい。

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ブラック企業からの脱出方法教えます 2/2 ~脱出のための三カ条~ [キャリア論]

脱出する事自体は簡単だ。辞表を叩き付けるだけでいいんだし。だけど、それはお勧めできない。本当の目標はブラック企業を渡り歩くという真っ黒なループから抜け出す事だからである。
なので自分の経験に基づく、本当の意味で脱出するための三か条を紹介したい。残念ながら全ての人に適用できる訳でないのであしからず。

1.すぐに辞めない

会社をすぐに辞めてしまうと確固たるスキルを得られない。またブラック企業は人を使い捨てにする傾向があるので概ね求人のハードルは低い。つまり確固たるスキルを身につけずにやめてしまうとなかなか次の会社がみつからず気づけばブラック企業に再就職・・・という負の連鎖から抜けられなかったりする。

残念ながら日本では未だに新卒後最初に働いた会社でその人を評価するという習慣がある。最初の会社がブラック企業で、かつスキルがないと転職市場では非常に評価が低くなってしまうのである。

よくブラック企業はすぐ辞めろというアドバイスがあるが、すぐに辞めてどうすんの?というのが自分の意見。難関資格持っていたり、家が大金持ちだったりというのなら良いが、殆どはそうでない。命の危険を感じたり、違法行為を強要されない限りは2〜3年は続けるべきだと思う。第二新卒とかで良い転職先が見つかればすぐ辞めても良いけどね。

自分の場合は2年弱で退職した。最初の配属は地方だったが、いろいろ手を尽くし東京本社に戻れるようにし、それから転職活動をした。一応2年も働いているとある程度の経験があるとみなしてくれる企業は結構あるものだ。


2.会社を利用する

ブラック企業とはいえ、企業として成り立っているので営業、経理、人事等の部門、もしくは機能がある。自分の所属している部門等で利用できるリソースを利用しまくろう。

例えば、営業であれば営業ノウハウがあるのでそれを吸収、うまく結果を出せばそれがブラック企業であるとはいえ、転職の際に評価されることは間違いない。
経理部門であれば、(経営者は払いたくないかもしれないが)税務申告等はしなければならないので、手を挙げて申告業務をやらせてもらい、それをマスターするだとか。会社を利用してスキルを身につける方法はいくらでもある。

また、ブラック企業は人の出入りが激しいので、手を挙げれば希望する部署に異動させてくれるかもしれない。

何がいいたいかと言うと、搾取されていると考えずに、会社をうまく利用していると考えることも重要であるということ。まともな企業で働いていても会社をうまく利用してスキルを身につけるのは重要だしね。

自分の場合はとにかく営業成績を上げることに注力した。本当は他の部門に行きたかったんだけど、成績をあげれば上げるほど、他部門に行かせてくれるわけもないんだけどね。結果的には表彰されるほどの営業成績を上げ、これは今でも履歴書にかけるし、酒の肴にもなるんで良かったと思っている。あとは会社で持っていたデータベースをよく利用していた。これで転職先の企業情報をしらべたりしたし。


3.1回の転職で全てを解決しようとしない

ブラック企業から1回で理想の職場に転職するのは難しいと思う。一般的にブラック企業の労働時間は長いし、休みも取りずらい雰囲気である。そんななか納得のいく転職活動をするのは難しい。

なので、自分の理想を満たしてはいなくても、「希望するスキルが身につく会社」だったり、「勉強の時間を確保できる会社」に転職をするチャンスがあれば、多少給料が低くてもそこへ転職し、次の転職の準備をすることも選択肢に入れるべきだろう。

自分の場合は、限られた時間を使い、給料は低いが、専門スキルが身に付き、資格試験のための勉強時間が確保できそうな会社にまず転職した。そこで資格をとったり、専門スキルを身につけ今に至っているわけである。


結論を言うと、2~3年位必死に働いて、結果を出して、もしくはスキルを身につけて転職するのがベストの方法である。

ブラック企業に入ってしまった事実は変わらない。問題はどうやって本当の意味で抜け出すことができるかだ。上に三カ条を書いたが、物事を前向きに考えたり、自分で物事を考えたりできる人だったり、計画的に物事を進められる人じゃないとできないかもしれない。

実は普通の会社で働いているけど転職したいという人にも共通して言える事なんだよね。。。

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