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M&Aで買収されるであろう会社が事前にわかればいいんだけどね。 [株・マネー]

件名はM&Aを教えている教授の言葉。このような会社がわかれば、先回りして株を買ってキャピタルゲインを簡単に得ることができる。

M&Aで確実に儲かるのは、会社を売る側、あとはアドバイザー(投資銀行)だ。買った方の会社は株価のパフォーマンスが悪くなることが多い。(70%の買収は失敗だと言われる)
で、自分の投資にもこういう視点を取り入れてみようと思って、授業後に調べて買った株がパルコの株。

昨日の日経新聞の一面にもあったが、Jフロントリテイリングがパルコを買収するそうな。買収の流れは以下の感じである。

1.森トラストから33%買い取り
2.政策投資銀行から18.7%相当の転換社債買い取り
3.公開買い付け?、イオンから買取??

おそらく、政策投資銀行、パルコ側とも話がついているだろうから、友好的な買収なんだろう。なので、ステップ2までは簡単に進んで子会社化されるはず。
1の買い取り価格は1株1,100円なので、前日の株価682円から見るとプレミアムが61%にもなる。当然、昨日の株価はストップ高だった。

問題は株価がどこまで上がるかだ。1,100円はあくまでも森トラストとの合意価格。一般株主がJフロントに売れる価格ではない。
おそらく1,100円近い価格まで上がるだろう。

その後どうなるか?約12%を保有するイオンはもう提携効果を見込めないだろうし、森トラストからの売却打診を断ったらしいから、価格が適当であれば株式を放出するだろう。
Jトラストに市場外で売却するとして、価格はやっぱり1,100円に近い価格だと思う。Jフロントからしたら既に過半数を持っている訳だから無理に買う必要もない。あとはシナジー効果が手堅ければ出来るだけ持ち分を増やすだろうし、そうでなければ過半数で十分。

さて、Jフロントは公開買い付けするのだろうか。するときは完全子会社化が目的だろうから、プレミアムをのせるはず。低めに見積もって20%として、1,320円が買取価格だろう。
自分の株をいつ売るか判断するのが難しいよね。

自分のストーリーが正しく、かつ100%子会社化すると思う人は、いまからパルコの株を買ってもいいだろう。多分来週の水曜日あたりに1,000辺りで値段がつくだろうから、そこで買って公開買い付けを待てばいい。自分の意見では100%子会社化する必然性がないので、来週株を買う人は自己責任で(笑)

さて、なぜパルコに目を付けていたかというと、イオンといろいろ揉めていたというのもあるし、この業界ではパルコのポジショニングが優れていて、かつそんなに大きくないから買収対象になりやすいからである。財務指標も悪くないし、実家の近くにパルコがある自分にとっては株主優待も魅力的だしね。

難しいのはいつ買収されるかを判断することだ。これについては近い将来あるだろう程度の判断しか出来なかった。まあ、これがわかる人はインサイダーだよね。
100株しかないので大した金額にはならないが、うまく売り抜けるようにしたい。

そろそろ授業料の支払いをしなきゃならないんでね。。。

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オリンパスは買いか売りか? [株・マネー]

マイケルウッドフォード元社長の解任劇からずっと注視してきている。
日系企業が外国人をトップにしてグローバル経営に舵を切ろうとしているのが失敗したのでは?という関心からだ。

まあ、最初の会社が発表した解任理由が、日本的な意思決定や経営方法に会わなかったっていう「いまさら」的なものだったのでふざけてるなーと思っていた。
某ドラゴンズの監督解任みたいに、70歳の監督を担ぎ出して新しい風を入れるみたいな感じ。

さて、今後のオリンパスはどうなるんだろう。二つシナリオを考えてみた。

■自力再建
自力再建のためには手元キャッシュを積み増す必要がある。(銀行が金返せって言ってくるからね) そのためには事業の売却が想定される。

内視鏡を中心とする医療系の事業は垂涎の的だろう。テルモのような医療機器会社が事業拡張するにも、タケダのような製薬会社が事業範囲を広げるのにもいいと思う。
シーメンスやGEのような医療装置を扱っている会社にもいいかもしれない。

カメラ事業については、日系企業は手を挙げづらいだろう。競争が激しいし、統合効果もあまりなさそう。オリンパスのカメラ事業の収益性は低いしね。
韓国や中国系の会社がデジカメ産業に進出するにはいい買い物かもしれない。

携帯電話販売事業は光通信や家電量販店あたりに売ればいいんじゃないの?あんまり高く売れるとは思えないけどね。

問題は事業を全て売り払っていくと会社がなくなってしまうので、事業のどれかを残さなければならない。
当然、医療系ビジネスを残そうとするだろう。カメラと携帯事業を売った資金で、当面の資金繰りをし、リストラをして数年間苦しい時期を過ごす。
金が足りなければ増資するしかないと思うんだけど、この場合既存株主の価値は相当希薄化するだろう。

■買収される
医療系事業がほしい会社からしてみれば、今のうちに株式を市場で買いまくってある程度のシェアを押さえた後に公開買い付けするってのもいいだろう。今すぐにでも何処かのファンドが大量保有報告書を出してくるかもしれない。

仮にオリンパスが債務超過であっても内視鏡ビジネスを今までどおりに行えると仮定すれば、運転資金さえ突っ込めば将来キャッシュフローを生むので悪くない投資だと思う。
だれかが公開買い付けを宣言した後に、他の会社やファンドがさらなる高値を提示してくる可能性も否定できない。
買収された後は、事業を切り売りされるはずだ。

ちなみに、オリンパスは決算発表を延期して、過去の決算の修正を行っている。これはやらなければならない事だが、あまり意味のないことである。

個人的に一番の関心はオリンパスののれんが本当はいくらなのか?ということだ。Q1の決算ではのれんは1,683億円となっているが、純資産は1,511億円しかない。
仮にのれんの価値がないとすると、債務超過ってことだね。(評価性引当金積んでるくらいだから繰延税金資産を積み増すことはできないだろうし・・・)

会社の価値(BS)から判断すると投資する気にはなれないが、事業の価値(PL)から見ると、まだまだいける会社のはずだ。マネーゲーム的(誰かが買収することを期待する)にも投資妙味はあるだろう。株価が400円を切ったら大胆に資金を突っ込んでもいいかもしれない。

大量保有報告書がでてくる(たぶん)までの来週前半が勝負かなと勝手に思ってみたりする。。。

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なにも考えずに応募・・・ [株・マネー]

新規公開株には必ず応募するようにしている。
会社の中身とか、財務内容はまず見ない。
当選してから考える。

いつからか、新規公開株がなかなか当たらなくなって、今回2年ぶり位に当たった。

当たったのは USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)

公募価格割れしそうな感じ。

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