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サッカーの監督論 [サッカー]

昨日はマッサージに行って、北京ダックを食べながらサッカーを見た。
広東語のテレビで何を言っているかはさっぱりわからなかったが・・・
 
何度も言ってきたことだが、やっぱりジーコは監督として失格である。
 
ここからは完全に個人的な意見。
 
そもそも監督には大きく分けて3つの能力が必要だと思う
 
1.選手発掘(育成)の能力
2.基本戦術の構築能力
3.戦況の判断、対応能力
 
ジーコは2と3が完全に欠けている。
そして、この能力の中で1番重要なのは2である。
 
基本戦術があるから、一定の基準に沿って選手を発掘できる。
ジーコの思想は「選手の自主性にまかせる」であるから、2を完全に放棄している。また、これが無いから、代表選手の選出にポリシーが見られないし、自主性のある選手をえらんで、あとは何とかしてくれということになる。個々ではいい選手を見つけることができても、チームにフィットする選手を見つけているかは疑問である。
 
よく、●●が代表に選ばれたのは納得がいかないという話が出るが、これは基本戦術の考え方に相違があるからであって、基本戦術に則った人選であれば、つまり適材適所であれば、監督の決断が正しいのである。(それでもアントラーズの鈴木は納得がいかないが・・・)
トルシエを非難する人は多かったが、戦術の構築という点においては、なかなかの監督だったと思う。
 
あとは、3の戦況の判断である。ジーコの場合、先手を取られた場合、場当たり的にアタッカーを追加投入してしまう。
フォワードを代え、ディフェンス、ハーフをフォワードに代え、とにかく攻撃の選手を増やすことによって点を取ろうとする。
 
ただでさえ基礎の戦術ができてないのに、バランスを崩したら悪影響である。基礎戦術が無いから、オプション戦術がない。ジーコジャパンでは試合中にフォーメーションを変更すること、つまり、中盤をいじって状況を好転させることができない。
 
一流チームは負けているからといって安易にフォワードだけを代えない。
点が取れないのは個人の問題かシステムの問題かを判断して選手交代を行う。前者であれば、フォワードを代えれば良いし、後者であればフォーメーション、ディフェンス、ハーフを代えるという選択肢も出てくる。
そういった意味では試合中の戦況(どこに問題があるのか)を判断できていないのだと思う。
 
今までの代表監督の中ではオフト監督が一番だったと思う。
監督に必要な能力の1,2,3を全て備えていた。
 
ただし、ジーコはオフトにはなかったものを持っている。
それは”運”である。
 
ただし、2006年まで運が続くとは限らない・・・・

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