イタリア紀行 ４ イタリア人とのサッカー談義

イタリア人に言わせると中村はファンタジスタらしい。
中田もいい選手だが、イタリア人は中村タイプの方が好きらしい。

一家そろってサッカーを見るくらいのサッカー狂ばかりである。
友人のパパが足にギプスをしていたので、
「ガットゥーゾに削られたのか？」と聞くと大爆笑だった。
そんなギャグが通じるのがイタリア人である・・・・

日本対クロアチア戦はカッシーノのバーの大型スクリーンで見た。
イタリア人はクロアチアが勝つと思っているらしく、
「日本はせいぜいがんばることだな」みたいなことを言ってくる。（イタリア語なので実際は意味不明）

前半を見終えて友人が、「何で日本はこんなにミスが多いんだ？」といった。
もっともな感想である。
彼らにしてみれば、世界トップクラスの選手がひしめくリーグを見ているわけだから、日本代表のサッカーは非常にもの足りないわけだ。
要は基本ができていないらしい。

そんな彼らはイタリアサッカーが一番とは思っていないようだ。
優勝候補はブラジル、イングランドと思っているらしい。

後半を終え、日本とクロアチアの試合はドローと終わった。
日本人としてはＹ沢、なんではずしたんだ！！と激怒気味であったが、
周りにいたイタリア人の客は、「日本はラッキーだったな」みたいなことを言っていた。

彼らにしてみれば日本は「健闘」したらしい・・・

失望の中、イタリア産のモッツァレラチーズと生ハム、スプマンテを中国へ持って帰った。