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地獄で仏 [スポーツライフ]

とはよく言ったもので、最近この言葉がそっくり当てはまる状況に遭遇した。

友人と2人で雲取山なる場所へ出かけた。
実は雪山は初めてで、冷静に考えると、2000メートルを超える山は富士山以来行っていないはず。

軽アイゼンとフード付きの薄めのフリースを事前に準備し、いざ出発。

奥多摩駅に7時過ぎにつくためには新宿を5時18分wとかそんな早い時間に出なければならない。
土曜早朝というカオスな歌舞伎町を潜り抜け、朝までコースを満喫した若者、中年がふりまく酒臭い匂いの中奥多摩へ向かう。

奥多摩側から雲取山経由で、三峰口側に降りるという、合計22KMの長い距離。
ちなみに万歩計みたらその日の歩数は66,000歩超えていたわ。

正午までに雲取山の頂上に到着する予定が、1時間遅れ。三峰口側では終バスが三時間半後と厳しい状況。
奥多摩側に戻れば帰るのは難しくないのだが、どうせなら三峰口まで行こうということに。

エスカレートオブコミットメントという言葉をMBAで習った気がするんだが、学習能力がなかったねw つい突き進んでしまった。
おそらくこういうところで冷静になってこの言葉を思い出すべきだったんだろう。。。

結局終バスには間に合わず、日没直前に何とか林道まで下りることができた。
林道まで下りるとすぐ真っ暗になり、ショートカットして間違った入った道沿いにある寺の隣にある家の住人に駅までの道のりを聞くと、なんと10KM以上あるという。
とはいえ、もう交通手段がないので、歩くことにした。まあ、平地ならあと10KMくらいは歩けるからね。

寒く、ところどころ凍結した暗い道を歩いていると、人っ子一人いない。うわー、まだ3時間も歩かなきゃいけないのか。。。と自分たちの判断を後悔した。
1時間弱くらい歩いたところに、自動販売機があり、あたたかい飲み物を買おうとすると、うしろから車の明かりが。。。

なんと先ほどの家の住人(実は寺の住職)が、我々が心配だというので送りに来てくれたというのだ。
地獄に仏とはまさにこのこと。車の光が後光のように見え、世の中には仏のような人がいるもんだと感動したのである。

図々しく駅まで送ってもらったので、お礼をしようとしたが断固として受け取ってくれない。
この寺には座禅プログラムがあるらしいので、今度、それに参加してまたお礼を言おう。。。

ちなみに晴れた日の雪山からの景色は絶景である。一度お試しあれ!

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