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紅包(お年玉)と税務局 [中国でのお仕事]

以前、税金の還付を受けるために、税務局の人と約束をした。税金の還付を受ける代わりに個人的に手数料(要はワ○ロ)を支払うと。

最近、税金が還付されてきた。そういえば、手数料の話があったな・・・と思い出したが、口約束なのでしらばっくれてしまおうと考えていた。
そうは問屋が・・・ということで、やっぱり、手数料を要求された。

昨日、税務局にいくことになり、正門にいったら、自動ドアがしまっていた。もう旧正月も間近だから業務をやっていないのだろう。
中に掲示がしてあり、用事のある方は保安を呼ぶようにと書いてあった。
そこで保安を呼び、特別な用事があるので中に入れてくれと頼むと、保安がしゃがみこみ、自動ドアの下の辺りを探り始めた。
そこに鍵でもあるのかなと見ていると、ドアと壁の間につっかえ棒がしてあり、それをはずすと自動ドアが開いた。

文章ではいい表せないが、無茶苦茶面白かった。大爆笑である。お偉いさんの部屋に着くまでずっと腹を抱えて笑った。

お偉いさんの部屋に行くとお茶を飲みながら世間話が始まった。
「旧正月が近くなると危険なことがあったり、色々面倒だよ」
と言われた。面倒なのはあんたに対する手数料だよ、まったく・・・と思いつつも、絶妙のタイミングで袋を渡した。

袋といっても、小さいケーキの箱ぐらいの大きさである。とにかく、それ位すごい手数料だ。
向こうも心得たもので、渡した瞬間、ある場所へパッと袋をしまった。本人にとってはいい紅包だろう。

中国での仕事納めはこういう憂鬱な日だった。

明日からアメリカ旅行で、リフレッシュしてきます!!
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水と油 [中国でのお仕事]

「あのー、フォークリフトが壊れちゃったんですけど・・・」

買ったばかりのフォークリフトがもう壊れてしまった。
信じられないので、フォークリフトを見に行くと、メンテナンスの作業員が、プラスチックケースに入れたディーゼル油を棒でかき回していた。

なぜ、フォークリフトが壊れたかを聞くと、ディーゼル油に問題があるとのこと。
棒を引き上げ、油をとってみると、樹木の皮の破片のようなものが混入している。

こういう異物が入っていると壊れて当然ですよ見たいな事を言われた。
確かにその通りである。
ディーゼル油を検査機関に出して、待つこと1週間。

出てきた結果は、「不合格」。

なんでも、やたら水分が含まれているらしい。
よく、ニュースや新聞で原油高が原因による混ざり物ディーゼル、ガソリンが流通していると聞いていたが、うちに来てるのが分かると非常に腹立たしい。

即、支払いストップ。

実は、ガソリンだけではなく、牛乳にも混ざり物があるらしい。水を混ぜたりだとか、そういうまがい物が。
ガソリンだったら機械が故障したとか、調子が悪くなったですむが、食料品にまでそういうのがあると、非常に心配である。

そういう話を聞いていたので、中国に来てからは牛乳を飲んだことがない。

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中国の避難訓練 [中国でのお仕事]

遅くなりましたが・・・・あけましておめでとうございます。
新年一発目のブログです。多忙のためなかなか更新できませんでした。

先日、消防演習ということで避難訓練をやった。
消防演習は年に1回、必ず行う義務があるそうで、できれば生産ラインを止めたくなかったのだが、仕方なく行うことになった。

前日から、各部門の責任者に周知しており、特に何の問題もなく終わると思っていた。
ところが、中国では簡単に物事は進まない。

演習の時間は午後2時40分に設定した。
避難後、10分ぐらい話をして、3時過ぎには生産再開できるように手配もしてあった。

会議をしていると、2時20分くらいに周りがざわざわし始めた。
ふと窓から工場のほうを見ると、社員が一斉に工場から出ようとしている。
後で話を聞くと、消防演習用ではない、他の音を聞いた人間が走って外に出たら、みんな外に出てきてしまったと言うのだ。
まったく・・・・  恐るべし集団行動。

気を取り直して2時40分。
ベルがなったとたん社員が一斉に走り出した。
おさない・かけない・しゃべらないという、日本人に染み付いている「おかし」は一切見られない。

なかでもひどいのが幹部である。
朝礼の際に、幹部は自分の部門の社員が全て避難したのを確認してから避難するように伝えたのだが、
我先にといった感じで避難してきた。しかも早く避難してきて誇らしげにしている。まったく・・・

避難が終わった後、工場の前の道に一斉整列。
公道をふさいでいるが一切関係なし。車優先の中国でも、2000人近く並んでいる社員をみて、工場の前の道を通るのはあきらめたようだ。
2000人ならぶというのは壮観であるが、なにかがきっかけで暴動が起きたらたまらない人数である。
正直、不気味なものを感じた。

通訳に聞いたところ、中国の学校では避難訓練はやらないらしい。社会人になって初めてやったそうだ。
今回の、避難の状況を見ていると、火事だけは勘弁してほしいとつくづく思う・・・

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ディズニーランドでドロン!! [中国でのお仕事]

正月が近づいてきた。今年も残すところ3週間足らず。
時の過ぎるのは早いものである。

去年の正月は年末に帰省したのだが、今年はずいぶん早い帰国になりそうだ。

じつは、中国から日本の工場へ研修生を送っていて、その確認等で25日に日本へ帰国することになっている。
その確認等はたいした仕事ではなく、本当の任務は研修中の中国人を無事に成田の出国カウンターまで送り出すことである。

中国と日本の物価差は大きい。当然、日本に密入国して労働をし、中国に送金する人間がいるのもうなずける。
いままでは密入国者や不法滞在者はテレビの中のニュースだったのだが、今回は他人事ではない。

研修生が不法滞在者にならないように、成田空港まで連れて行き、ホントは飛行機に乗るまで確認したいのだが、出国カウンターまで連れて行くことになっている。

こんなことをする必要があるのか??

じつは、あるメーカーでは、日本への研修中によかれと思って連れて行ったディズニーランドで中国人に逃げられてしまったらしい。
数年後、入国管理局から連絡があって、不法滞在で捕まったことが分かったそうだ。

僕が管理している間はドロンしないで頂戴!!
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中国の重さの常識 [中国でのお仕事]

恥ずかしながら、うちの会社では在庫管理がシステム化されていない。
一応、入りたてのERPなるものがあるのだが、まだ整備されていないので、在庫をエクセルで管理している。

中国では在庫の管理が非常に難しい(詳細はまた今度)。
個数で管理したり重さで管理したりしなければならない。

月末の損益を集計していると、原価がマイナスになり、ふとおかしいことに気づいた。
良く見ると、月末の在庫が異常に多い。

明細を見ると、溶剤が84個で1,344KGもある。
そんなわけが無いと思い、現場へ足を伸ばした。

現場には、16KGの缶が3つ置いてあった。本来、棚卸しは個数で記入すべきものを、さてはKGで記入したな・・・
と思い、16×3をするとわずか48KG。
なんで84にならないの?

棚卸し担当者に84になった理由を聞いてみると・・・

14×2×3=84だという。

最初の14は16KGを14KGと間違えたとのこと。本当はまずいのだが、ケアレスミスとしよう。
最後の3は3個の3とわかる。
真ん中の2って何?

担当者曰く、缶にKGって書いてあるから斤になおしたそうだ。

中国では一般的に重さの単位を斤(=500G)であらわす。
僕の好きなマンゴーも1斤いくらで売っている。

在庫はKGで管理すべきなのに斤で表示されてしまっている。
まあ、四川の山奥からでてきたばかりの16歳の工員が斤で重さを考えるのも無理ないか・・・と納得した。
ちなみにKGは公斤という。世界的に通じるから公の斤(重さ)という意味なのだろうか?

それにしても、全ての在庫に斤を使われて2倍で評価されてはたまったものではない。

いや、まてよ。利益が無いときは斤にして在庫をふやせば・・・
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上島珈琲と鳥インフルエンザ [中国でのお仕事]

昨日、業務の関係で香港に行って来た。 うちの会社てきには、福永という港からフェリーで行くのが一番便利である。 福永の港には上島珈琲があり、そこで一休みするのが個人的慣例だ。 中国(華南地区限定か?)では美味しいコーヒーを飲めるところが少なく、上島珈琲は数少ないまとも喫茶店である。 この上島珈琲、ずっと日本のUCCだと思っていたのだが、実は台湾系の喫茶店らしい。 英語名もUCCと思わせておきながらUBC。 うーん、類似商標にご注意くださいってやつか??? コーヒーを一杯飲んで、フェリー乗り場の前のイミグレーションに入ろうとすると、健康に関する申告書を出せといわれた。 いままでは、中国に入国する際に提出していたが、出国する際に提出を要求されたのは初めてである。 これも鳥インフルエンザの影響だろう。 SARSの時に対応が遅れたので、中国政府はこういうのを形式上だけでもやっておきたいということだろう。 提出するほうも形式上と分かっているので、適当に記入して出す。 ただ、香港側に上陸すると、マスクで完全防備した税関員がサーモグラフィーで入港者の体温をチェックしている。 こういうのを見るとちょっと怖い。 本当かどうか分からないが、アメリカが鳥インフルエンザを恐れて、中国発アメリカ着の飛行機を着陸させないといううわさが出ている。 旧正月にアメリカに行くつもりなので、ちょっと勘弁してほしい。 香港でスターバックスコーヒーを飲んだ。 やはり、上島珈琲よりも美味しかった・・・
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新聞の取材費って??? [中国でのお仕事]

先日の落成式の数日前あたりに、社長のところへ地元の新聞社からの取材があったそうだ。
一通り、会社の写真をとり、話を聞くというふうに取材されたらしい。
その記事は落成式の日の新聞の記事になり、当日の朝、それを持ってきてくれて、来客に配ることができた。

しかし、あとで聞くと、この記事はとんでもないものということがわかった。

まず、新聞記者が撮った会社の写真は、上手く写っておらず、結局うちの会社の写真を用意したということ。

そして、新聞の記事ができて、その記事をうちの会社に見せに来たとき、記事代を請求されたこと。

あんたが、記事を書きたいっていったんでしょ!!
何で記事代を払わなきゃいけないの???

新聞記者の名刺を見ると、その新聞社は政府のビルに入っていることがわかった。
新聞社がくる数日前に、うちの社長が政府の人に挨拶を頼みにいったのだが、そこから落成式の情報が行ったのだろう。
そして、普通の新聞の取材の振りをして記事を書いて、堂々と記事代を請求してきたわけだ。

まったく・・・

納得いかないが、記事代の件でもめると、政府の人が挨拶に来ない可能性もあるし・・・
結局、支払うことになったが、うちの社長もそれなりには値切ったらしい。

まったくやくざより始末がわるいよ。一体どうなってんだか・・・
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権限委譲と信頼関係 [中国でのお仕事]

工場の引越しで、通常の仕事がまったく終わっていない。というわけで、いま事務所で一人、輸出入申請関係の資料を作っている。
今回、つくづく思ったのが、信頼して仕事を任せられる人間が少ないということ。

引越し関係の業務で拘束される時間は長いが、通常業務は待ってくれない。
自分の労働時間を延ばすことによって対応してきたが、そろそろ限界に近づいている。
ある程度の業務は部下にやらせたいのだが・・・

現状ではとても任せられない。なぜなら・・・

ローカルの幹部は、ボスが日本人だと思っているから、最低限の仕事しかしない。がんばっても、権限は日本人が握っているからだ。
日本人のマネージャーは、ローカルがこんなだから、仕事をまかせきれない。権限委譲もなかなかできない。

こういう悪循環がある。これを何とか打破したい。

ただ、僕のやっている業務はちょっと間違えると会社が傾くような重要業務が多い。
輸出入の金額をおさえ、適正な利益を出すような単価設定をし、連結での利益を最大化するという業務がある。
これらのためには生産している製品の内容や利益率等を知っていなければならない。

これを中国の1会社に勤めているという意識のローカル社員にできるのか???
連結での利益の最大化をするために、会計的なアプローチでの仕事ができるのか???

まあ、ローカルをまだ信頼できないのが正直なところなので、当分はきつい仕事が続きそうである。

ところで、いまItuneで音楽を聴きながら仕事をやっている。

「眠りの森」冨田ラボFEATハナレグミ

イイね、この曲。 なんとなくオリジナルラブが混じってると感じるのは僕だけでしょうか?

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獅子舞の野菜 [中国でのお仕事]

先日、会社の落成式があった。
朝から、装飾の準備等で非常に忙しい日であった。

多くの関係者に来ていただいて、非常にいい落成式になったと思う。
挨拶を頼んだ政府の人間が遅刻してきたのは、いかにも中国らしいと言ったところか。

テープカットのときに、予め公安局に許可を取っていた爆竹が炸裂!!
非常に強烈な爆竹で、あたり一面煙だらけとなり、テープカット自体はよく見えなかった。

その後に獅子舞。
中国らしい舞で、中には2人の少年が入っており、雑技団のような感じである。
動きも機敏で、一方がもう一方の肩に乗るなど、結構迫力がある。

獅子舞の最中に、獅子から野菜を受け取るというイベントがある。これは「菜」と言う言葉が、「財」と同じ発音なので、会社の商売が繁盛するようにといった意味合いらしい。
野菜をもらうと、受け取ったほうは、獅子の口に紅包(ホンパオ・・・おこずかいみたいなもの)を渡す。
「財」を得たのは獅子の方のような気がするが・・・

落成式の記念品を駐在員に配った。
以前の会社で営業マンだったとき、新規開拓の成績がよく、表彰され、盾(金貨入り)をもらったことがあったが、あまりうれしくなかった。

いままでは○○記念のボールペンとか、そういう記念品はあまり、うれしくなく、センスないなあ、なんて思っていた。
今回もセンスのいいものではないが、落成式は苦労したせいか(営業マンのときも苦労したが・・・)結構うれしいものだった。

こういうのもいいね・・・

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就労ビザがないと・・・ [中国でのお仕事]

日本ではゆっくりできた。友人にも会えたし、結婚式の挨拶もとちらなかったし。
ただ、ゴルフができなかったのが残念。

帰国の際、成田空港で不安になる出来事があった。
パスポートを中国南方航空のカウンターに出したのだが、グランドホステスが、これじゃ乗せれませんよと言う。
1年の就労ビザが切れていたのだ。とはいえ、日本滞在中にビザが切れるのは知っており、確信的だった。
通常は15日以内ならノービザで入国できるので、中国にもどってから15日以内にビザを申請するつもりだったのだ。

とは言え、飛行機に乗せないと言われたので理由を聞いてみると、中国南方航空の場合は、日本への帰国航空券か、ビザが無い場合は駄目だというのだ。
ちなみにJALの場合は両方無くても問題ないらしい。
去年、中国に赴任したときは、JALだったので問題なかったのか・・・

とは言え、仕事もたまっているので、帰国しなければならない。
JALのチケットを買おうとしたが、正規運賃なので十数万もするのでとても買えない。
困っていると、グランドホステスが「誓約書」を持ってきて、これにサインすれば乗れますよと言う。

誓約書には、「書類が不備のため、中国のイミグレで入国拒否をされ、帰国するように言われても自分の責任です」みたいなことが書いてある。
入国拒否されると、問答無用で日本へもどる飛行機に乗せられるらしい。
JALの正規運賃チケットを買うか、リスクヘッジのために香港経由でいくかを悩んだ挙句、誓約書にサインすることにした。

ドキドキしながら中国のイミグレに来たのだが、期待はずれ?で何にも言われずにイミグレを通過。
事なきを得た。

それにしても何で航空会社によって必要書類が違うんだろう・・・・

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