Ocean ParkでEdutainment

先週MBAのイベントでOcean Parkに行ってきた。ToyotaとCathay Pacificに続く会社見学第3弾。

実は香港に3年9カ月目となるにもかかわらずOcean Parkに行ったことがなかった。
MBAのオリエンテーションのときにOcean Parkのケーススタディをやったんだけど、行ったことがないせいか、しっくりこなかったんだよね。

時間より早めに待ち合わせ場所に来ると、シンセンのPart-timeの生徒が声をかけてきた。正直こっちは彼のことを覚えていないんだけど、向こうはこっちを良く覚えていた。理由を聞くとオリエンテーションのときの自己紹介プレゼンを良く覚えているらしい。
そういえば、MBAコースのしょっぱなのプレゼンは我らがチームだったのを思い出したよ・・・

Part-timeにおいては「クラスの中で知られている度」は外人が圧倒的に有利。我々日本人は外見はアジア人であるが、日本人（外人）と言うだけで、覚えられる確率が高い。

Ocean ParkではまずCEOのプレゼンを聞いた。CEOはアメリカ人で、パワーポイントの資料をベースにいままでの会社の歴史と現在進行中のプロジェクトをメインに説明してくれた。さすがテーマパークのCEOだけあってプレゼンがかなりうまい。そして常にスマイルで好感が持てる。やっぱりアメリカ人のプレゼンのうまさは我々とは比較にならないよね・・・

さらに好感が持てるのが、彼がたたき上げであること。10代でアメリカ西海岸のテーマパークで働き始め、ずっとテーマパーク業界一筋。最初の会社ではトイレを含む園内の掃除からスタートしたらしい。そのせいかエリート然としていない。

CEOの有難いお話（←まじめな意味です）の後は園内での自由行動。クラスメートとともに水族館、パンダ園、中国の魚特集などを回った。この園の売りは、「自然との共存」「動物を通した教育」「Edutainment (educationとentertainmentの複合)」である。その名にたがわずそれぞれの建物では観賞することのできる動物・魚の知識が得られ、勉強することができる。


自分はオフィスに戻らなければいけなかったので、最後に残り時間の調整にいいバイキング？（＝船の形したやつで、前後に高く揺さぶられる乗り物）に乗ることに。

着席してもなぜかなかなか乗り物が動かない。しばらくすると清掃員がやってきて、自分たちの前の席をモップでゴシゴシやりだした。予想通り、前に乗っていた客が逆流したらしい。最後にそのモップでお好み焼きのついた手すりをゴシゴシ。

たぶん、やったのはこういうのに慣れてない大陸の人だろうね。ちなみにOcean Parkの入場のかなりの部分を大陸からの観光客が占めている。彼らはツアーの一環で一斉に園内に入ってきて、動物を見ているのかいないのかわからないスピードで展示物の前を過ぎ去っていく。

観光客は団体で回転もいいから、割引しても会社側としては儲かるのだろうが、園のモットーにはあっていない気がする。
利益と会社のモットーのバランスをとること、Ocean Parkのみならず、どの会社でも難しい課題だと思う。

それにしても久々にパンダ見たわ・・・