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9月18日という日にパトカーで警察署に連れて行かれた [香港の生活・文化]

9月18日は柳条湖事件の起きた日で、中国では何かとセンシティブな日である。

最近の尖閣諸島国有化に対する反日デモは勢いがすごく、2005年の小泉首相靖国参拝により発生したデモの勢いを上回っている。
当然18日もデモがあり、多くの日系企業でストライキがあった。

中国では毎年9月位になると抗日戦争(中国側から見た日中戦争)の話が出てきて、テレビを見ると八路軍(日本の軍隊と戦った中国の部隊)を題材としたドラマが放映される。

いまは香港に住んでいるからそんなことはないけど、中国に住んでいた時に足裏マッサージに行ったりして、このドラマが流れるとずいぶん複雑な思いをしたものだ。
当然ドラマの中では日本人は思いっきり悪い人間に描かれているからね。

実は残念なことに、ここ法治国家(国じゃなくて行政区か・・・)香港においても日本人に対して被害が出ている。
ホンハム、チムサーチョイというエリアで日本人が中国人(香港人か大陸人かはわからない)に暴行を受けたとのこと。

香港ではデモ(それでも平和的)があったりはしたが、今までこのような暴力とかはなかった(はず)。
そういった意味で、香港の日本人社会にちょっとした衝撃が走ったのである。

さて、そんな日に警察に連行されていったわけだが、事態は別に深刻なわけではない。

某友人とコンビニに入って、その時に彼が財布をレジの近くに置き忘れてしまい、数分後に戻ったら既に誰かに持っていかれていた。

反日ムードの中、コンビニの人は非常に親切で、すぐにビデオカメラの映像を見せてくれたり、警察に連絡してくれたり、購入履歴から電子マネーのカード番号を割り出し、利用停止を助けてくれたり。

で、警察が来てビデオ画像の確認、簡単な事情聴取の後、窓に鉄格子のついたいかついパトカーで近くの警察署まで連れて行かれて調書の作成。
自分はいい子ちゃん(順法的にね、モラルは別よ)なので、今まで警察の厄介になったことがない。なのでパトカー初体験である。

FBに今警察に居るよ~みたいな事を書きこんだら、某香港人に現状では警察に居るのが日本人にとって一番安全な方法だという冗談を言われる。
それ以外に、酔って暴れたんだろ?とか無銭飲食?とかお姉ちゃんとトラブル起こしたんだろ?とかいう書き込みがたくさんあり、自分が友人にどういう人間と思われているかが良くわかった(笑)

事情聴取後、簡単なレストランで夕食を取った。なぜか店の人がやたら親切。
店を出るときに彼女に韓国人?と聞かれ、ちょっと戸惑ったが広東語で日本人だと答えておいた。

日中関係の修復はどんどん難しくなっていくと思うが、親港家の自分としては、とにかく香港には理性的でいてもらいたい。
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