SSブログ

HKUSTは8位 -Financial Times Global MBA Ranking 2013- [MBA]

毎年恒例のこの時期のFTのMBAランキング。HKUSTは8位だった。
http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2013

4年前の17位から9位、6位、10位、そして今回の8位と4年連続TOP10以内、5年、3年平均でもそれぞれ10位、8位とTOP10スクールと呼ぶにふさわしいランキングを維持していると言えるだろう。

とはいうものの世間(欧米、とくに北米)の目は厳しく、今回7位のIESEとHKUSTがMIT(今回9位)、Chicago(同10位)、North Western(同13位)より高いわけねーだろという論調である。

学校の歴史、プログラム、教員の質を考えたらこの論調は正しく、現在の時流とMBAの目的を考えるとこの論調は正しいとはいえない。
そもそもFTのランキングは給与関連(昇給とか)のウェイトが40%を占め、ダイバーシティ関連(国籍とか性別とか)が25%を占めているのである。

MBAを就職予備校とするならば、MBA前後でどれだけ収入が増加したが重要だし(どの会社に入ったかはランキングには関係ない)、世界がグローバル化しているとするならば、ダイバーシティがある学校の方が良いに決まっている。

自分がアジアの学校をでたからというわけではないが、経済、政治のパワーは欧米から徐々にアジアにシフトしてきており、北米中心的な考えは今後どんどん小さくなっていくだろう。
そうなってくると学校もそうで、確かに教員等の資質は高いものの、北米一辺倒というのは徐々に崩れていくと思う。(とはいえアジアの金持ちは必死に子弟を北米の学校に通わせている。。。)

と、書いてみたが、このランキングが発表される前はHKUSTの生徒は「TOP10から落ちちゃうんじゃないか」という心配をしながら発表を見守ることになる。
たぶん、Harvardの学生は「何でうちが1番じゃないんだ?今年こそ一番だよな」という思いで見ている。(実際1番になった)

このあたりにHKUSTの新興MBAとしての歴史のなさというか自信のなさが出ているのである(笑

さて、今後のランキングがどうなるかというと、これ以上上がらない、だけど大きく落ちることもないだろうというのが自分の予想。
このあたりについてはまた今度書くことにしたい。

下記のリンクはMBAを人生ゲーム的に描いたもの。面白いので是非ご覧あれ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/b415b71c-66ef-11e2-a83f-00144feab49a.html#axzz2JEKESwfJ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

神の雫HKUSTのMBA成長戦略 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。