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MBAをやって良かったかどうか [MBA]

MBA総集編3

なぜMBAが必要か、目指すか?というのはMBA受験等をする前に徐々に考え出すことだと思う。
自分もなぜ目指すか?みたいな事をいろんなところでチョロチョロ書いたが、これはあくまでもMBAを始める前ややっている間に思ったことであって、実際にプログラムを終えて感じた事を記録しておきたい。

■良かったこと

定性的

・ある程度英語がうまくなった (もうちょっとうまくなる予定だったんだが)
・プレゼンとかを大勢の前でやることに大して躊躇しなくなった (躊躇しないだけで、上手いかどうかは別の話)
・日本人、非日本人問わず友人ができた (香港に偏っているけどね)
・バックグラウンドが違う人間と対等にディスカッションするので、他人の意見に寛容になった (衝突したことも多くあったが)
・ある程度のビジネススキルを体系的にマスターすることができた (誤解を恐れずに書くと、MBAのプログラムは各学部内容のいいとこ取りをしてダイジェスト版みたいにしている。ある特定の科目に関してものすごく深い知識が得られるかはその人次第)
・時間マネジメントがうまくなった (決められた時間で強引に決着をつけることが得意になった、仕事も効率化した)
・MBAをやっていること、やっていたことが話のタネになる (残念ながらMBAがあるからといって女性にもてるわけではない)
・自分の弱点、欠点を見つめ直す良い機会になったし、ある程度はこれらを改善できたと思っている (何が弱点、欠点かはあえて書かないけどね)

定量的

うーん、何にもない気がする。これは転職をしてみないとわからないだろうね。

MBAの費用対効果について昔書いたことがあったが(実はこのエントリー、自分のブログの中で一番人気があり、他のエントリーの平均の100倍近いアクセスがある)、自分はPart-timeだから機会費用が小さい分、定量的にはほとんどプラス要因しかないはずである。
つまり、2年間払い続けてきた学費が、将来の昇給等の現在価値よりも小さければ定量的にはプラスだったといえよう。


■悪かったこと

・転職の壁(35才)をMBA中に迎えてしまった
これは機会費用に似たもので、香港でPart-time MBAをやるということは2年間香港に縛られるということである。
つまり、香港外で給与の高い職があったとしても、それに飛びつくことができないのである。

また、MBA終了時で36才だと、転職しようにも業界だけならまだしも職種を替えるのは相当難しい。
転職が目的ならむしろMBAを取らなかったほうが良かった気がする。某友人とも話したのだが、MBAは若いうち(遅くとも30前半で卒業できるよう)にやるべし。
(ちなみに転職すると決めているわけではないので誤解されぬよう・・・)

・人生に対する考え方が変わった
悪かったこととはいえないと思うが、人生観がちょっと変わった。MBAをやる直前までは「バリバリのビジネスマンになってやるぜ!!」みたいな事を思っていたが、終わってみると「ライフワークバランスの方がよっぽど大切だな・・・」と思うようになっていた(笑)
まあ、これはMBAが原因なのか、加齢が原因なのか良くわからない。


よく、MBAの学校を選ぶときにA校とB校どちらがいいだろうか?という話があるけど、回答するのが難しい。こういうのは中途半端な情報や、直感で決めるしかない。同時期に、同じ人が、同時にA校、B校を体験できるわけないのだから完全な比較はできないのである。
だけど、MBAをやるべきかどうか?という質問については自信を持って回答できる。自分は「チャンスがあるならやるべきだ」と答えたい。

少なくとも自分の周りにMBAをやって後悔している人は一人もいないのである。(できればあの学校に入りたかった・・・というのはあるみたいだけどね)
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どんなにいいアイデアがあっても、わかってもらえなければ駄目ってことよ。 [MBA]

MBA総集編2
前回の総集編から時間が空いてしまったが総集編の続きを書いておきたい。

お題は役に立った(立つであろう)クラスTOP3。

1. Managerial Communication

プレゼンの仕方やディスカッションの仕方、ファシリテーションの仕方をトレーニングする授業。

これは役に立つ。というか授業を受けながら既に実際のビジネスでも習ったことを使い始めたし、なんでこれ最初の方にやらないの?という感じ。
MBAの3分の2位の授業が終わった時点でこの授業をうけたんだけど、最初にやっていれば、それまでのプレゼンはかなり改善されたはず。
(いや、最初は英語の問題がかなり重症だったし、後の方で良かったかも。。。)

自分は仕事で非日本人以外とコミュニケーションをとったり、業務方針を説明してそれを実行させる立場にあるんだけど、この授業で習ったことは確実に自分の仕事の結果を改善している。
題名にあるように、自分の伝えたいことをロスなく、正確につたえたり、いろんな人から意見を吸い上げたり、それらを実行に移せなければ駄目だということ。

授業の様子はこちらから。
http://blog.so-net.ne.jp/hide-and-seek/2012-01-10
http://blog.so-net.ne.jp/hide-and-seek/2012-01-18


2. International Growth

企業の国際成長を分析するクラス。どのような業種が国際化に向いているか、どういう失敗が頻繁に起きるか等をケーススタディー形式で学習する。

これは自分がMBAを目指した理由に合致していて、期待以上の知見を得られた授業。
残念なのは1単位の授業だったので、戦略に関する内容だけで、組織論や人事に関しては触れられていない。
このあたりは今後、実戦等を通して身につけて行くしかあるまい。

授業の様子はこちらから。
http://blog.so-net.ne.jp/hide-and-seek/2012-03-12


3. Marketing Research

商品、サービスの求められるものは何か、どのようなセグメントにフォーカスしていくのかをマーケティングリサーチを通じて学ぶ。

自分が将来マーケティング関連をやることはかなりの確率でないと思うんだが、どんなビジネスにおいてもマーケティングは必須である。
それを体系立てて、かつ手を動かすことによって疑似体験することができた。

なによりもデータをどのように分析、解釈するのか、マーケティングリサーチ会社への依頼のしかた、結果の読み方等は経営者にとって重要であろう。

授業の様子はこちらから。
http://blog.so-net.ne.jp/hide-and-seek/2012-06-02

じつはこれらは2012年になってからうけた授業。最近の記憶だから役に立つ授業だと思っているのかというとそうではない。
実はこれらのクラスの成績は全部Bだったのである。前にも書いたけど学びの多かった授業とその成績は負の相関関係にあるのだ。
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さよならMBA Time to Lead 2nd Day [MBA]

余談から入るが、某クラスメートが前回触れた性格診断をFBに載せていた。
結果は11項目中8項目がHIGH RISKで残りがMODERATE RISKのリスクだらけ。彼女は一体どんなマネージャーになるんだろう(笑)

さて、2日目はCross Cultural Exerciseというものからスタート。

全生徒200人弱を二つのグループ(国)に分けて、それぞれの国に応じた仮想の文化を学ぶ。
別の国の文化は教えてもらえず、相手の国に行って観察して学ぶしかない。

前回、書き忘れたけど、このTime to Leadというプログラムは今年から始めたプログラムで、もしかしたら今後HKUSTに入学する人は同じことをやるかもしれない。
これはネタばれ系の授業なので、これ以上の内容は割愛。

個人的には、複数の国で8年働いているので、このExerciseから得られるLearning Pointはマスター(というか経験済み)している。
海外経験のない香港人生徒やシンセンプログラムの生徒には良い経験になったであろう。

午後は組織における大きな改革があった場合の実行の仕方。

Communicationの方法
Measurementの仕方
Operationへの落とし込み

をどうするかというもの。それぞれの頭文字をとってCMOという教授独自のフレームワーク。

この教授は最後のコアコースであるResponsible Leadershipという授業の教授でもあり、自分はあんまり彼女の教える内容は好きではないんだけど、このCMOは使えそうなので覚えておく。

生徒全体を3つの部屋に分けて、それぞれグループワークをやって部屋の中で一番すぐれたプレゼンテーションをしたグループが生徒全体の前でプレゼンをやるというルール。
うちの部屋では、なぜか我々のグループが満場一致で代表に選ばれたのである。ちなみにプレゼンしたのは自分と香港人男性2人。

思い起こせば、2年前の最初の合宿でも全員の前でうちのグループが選ばれてプレゼンテーションをやった。
最後のクラスでも選ばれたのはなんかの運命だろう。これもそのうち良い思い出になる。

英語はあいかわらずのレベルだが、200人の前でプレゼンをすることになっても全く動じることはない。

この2年間、いやいやだったり、ときには自ら手を挙げてプレゼンをやってきた。
欧米人と比べると、話にならないレベルのプレゼンテーションだが、2年前の自分と比較すると確実にレベルが上がっているはずだ。

で、プログラムの最後に2年前と同じ雁の飛行隊形のビデオが流れる。
http://blog.so-net.ne.jp/hide-and-seek/2010-08-18

その中に2年間のMBA関連の写真が含まれていて、記憶がこみ上げてくる。
なぜかリーダーに祭り上げられそうになったELP Programや、ハロウィンパーティー、果ては女体をあしらったバースデーケーキまで(笑)

一言で言って充実した2年間だった。大変だったけど得たものが多い。このあたりはまた整理しようと思う。

それにしてもビデオのBGMだったHolding out for a Heroはいい曲ですな~ 山下真司とイソップ思い出すわ。

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MBAおしまい。 Time to Lead 1st Day [MBA]

週末2日間の集中コースがあり、それをもって2年間に亘るMBAコースが終了。
長いようで短い道のりだった。簡単に2年前のことが思い出せるしね。

Time to Lead というのはこのコース名で、今まで習ったことを統合しどのようにビジネスに活かすか、リーダーとして必要なものは何かを再確認するという内容。

RIM社(Black Berryつくってる会社ね)が何故マーケットシェアを落としているか、復活されるためにはどのようにすればよいのかというのをMarketingやStrategyの授業で習ったフレームワーク等を使って考える。

MBAホルダーが良く思われない理由の一つに理屈っぽい(ロジカルの裏返しだと理解しているが)というのがあるが、フレームワークを利用することは100%正解ではないが、徒手空拳でやるよりも確実にゴールの近くまで早く進めるというメリットがあるし、先人の知恵を使わない理由はない。

個人的にもRIM社の凋落については思うところがあったのでかなり真面目に下調べをしておいた。が、難しいのはソリューション。これと言って良い案が思い浮かばなかった。まあ、良い案があればRIMの経営者はすぐに採用しているはずで、だからこそケーススタディに選ばれたわけである。今後もRIMの動向は注視していきたい。

これ以外に性格診断テストがあった。

今回の診断では、マネージャーとして自分がどのようなミスを犯す可能性があるのかを11種類の項目ごとに判定する。

1. Excitable : 感情的にムキーってなっちゃう (HIGH)
2. Skeptical : 失敗をさがしたり、 自分に対する批判に対して敏感 (HIGH)
3. Cautious : 意思決定が遅い、保守的すぎる (LOW)
4. Reserved : 人間関係に鈍感である、コミュにケーションを取りたがらない (MODERATE)
5. Leisurely : 表面上は協力的、だけど実は自分のペースで物事を進めたい (MODERATE)
6. Bold : 人の能力や結果を過大評価する、プレッシャーのもとで強がったりする (NO)
7. Mischievous : 事実にもとづかず、直感で物事を判断する、危険な判断をしがち (HIGH)
8. Colorful : 人からよく思われたがる、自分勝手 (LOW)
9. Imaginative : ちょっと変わっている、ストレス下で予期できない行動をとる (MODERATE)
10. Diligent : 細かい、マイクロマネジメント、優先順位がつけれない (LOW)
11. Dutiful : 意思決定をしたがらない、部下をサポートしない (NO)

各項目はHIGHからNOまでの4段階でリスクの程度が評価され、HIGHに近いほど、上記の問題を起こしやすいらしい。

うーん、大体あっていると思うんだけど、7だけは違うような気がする。他のテストでは自分はよくFact BasedとかAnaliticalっていう評価になるし、意思決定の時も現実的な(確率の高い)選択肢を選ぶ傾向にあると思うんだよね。まあ、意思決定のスピードは速い方なので、もしかしたら直感に頼っているのかもしれない(笑)

リスクが高いだけで、それが顕在化するかは別の話だし、文化によってどの項目がリスクになるかも変わってくる。いわゆる官僚的な文化だと3とか11とかがHIGHの方が生き残れるかもしれないし。

1と4に関しては今後、リスクが低くなるように努力していきたい。わかっちゃいるけど治らないというのでは将来のキャリアにとっては良くないからね。こういう診断はやっぱり面白い。なんとなくは気付いているけど、あらためて証拠(?)を突き付けられるとやっぱりそうだったのね、、、ということになる。

授業後は全体で夕食を取り、そのあとはアホみたいに飲んで1日目が終了。いわゆる非香港人が集まってワイワイやった。やっぱりこっちの方がインターナショナルだし、広東語が飛び交わないので居心地が良い。

テキーラ飲み過ぎて起きるのきつかったわ。

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おいでませ香港MBA [MBA]

先週末にあたらしい香港MBA(HKU、CUHK、HKUST)の新入生を迎えて食事会を行った。

今年の日本人MBA生はこんな感じ。

■Full-time
HKU・・・男性2名、女性1名、合計3名
CUHK・・・男性2名、女性1名、合計3名
HKUST・・・男性2名
合計 8名

■Part-time
HKUST・・・男性1名
合計1名

上記9名のうち、2名が受験中に自分のブログ経由で連絡をくれた。
どちらも当初の目的通り合格できたようで何よりである。自分のアドバイスが役に立ったかはわからんが。

Full-timeは例年同じような人数だけど、Part-timeはどんどん減っている。
自分たちのときはHKU2名、HKUST2名と合計4名もいたんだけど、今年はわずか1名のみ。
というよりも自分達の年が異常なだけで、通常は年に3校合計で2名も生徒がいれば多い方なんだろう。

自分は某Nさんと食事会を抜け出し、オリンピックサッカーを観戦に。
日本対エジプトを後半から観戦し、非常に満足。

その後合流した新入生相手に、プレゼンではQ&Aセッションを担当しない方がいいよとかネガティブなアドバイスをした。

すんません、駄目な先輩で。。。

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国同士の関係は個人同士の関係によって変わる。もしかしたら。 [MBA]

今回はちょっといい話。

HKUSTのMBAプログラムにはあんまり貢献できなかったけど、ちょっと違う角度から貢献した話を。

帰国してしまう韓国人生徒。彼はソウル大学(日本の東大みたいなもんね)を卒業し、いろんな難関資格を持っているいわゆるエリートだ。
MBAが始まって半年後ぐらいに彼が入っているグループに自分が入り、一緒にグループワークをやったり飲みに行ったりするようになった。

ここからは人づてに聞いた話なんだけど、彼は元々日本、日本人に対して良い感情を持っていなかったようだ。
で、自分と話をしたり、一緒にグループワークをすることによって日本、日本人に対する考え方が多少なりとも良い方向に変わったらしい。

韓国における反日教育がすごいとは聞いていたが、彼と話したりしていてそういうのは全く感じたことがなかった。
彼は感情的になることは全くなかったし、歴史等に関する知識、日本企業と韓国企業の比較論についても詳しく、闇雲に相手を批判することは決してしない。物事を客観的に見ることの出来る人間である。

正直言って、彼が日本、日本人に大して良い感情を持っていなかったということを窺い知ることは出来なかった。
自分と話したりすることによって日本、日本人に対する考え方が良い方向に変わったのなら非常に光栄なことである。

じつは、MBA関係ではないけど、他の韓国人にも同じようなことを言われたことがあった。Hideと知り合って日本、日本人に対するイメージが良い方向に変わったよと。

が、困ったのはこういうことを言われても、何が原因なのかはわからない。クラスメートの彼とは普通にグループワークをやり、他愛のない話をし、一緒に酒を飲んだだけだ。

話の内容なんて、香港人の女性は×××だ、とかクラスメートの○○○は良い女だとか、どこの飲み屋が面白いだとかそんな話。そりゃMBAらしくグローバルマネジメントや企業の評価方法の話なんかもしたが、そんなのはごくわずか。

まあ、普通のスタンスで普通に話すのが一番良いのかもしれない。

サッカー見てたり、Yahooの海外ニュースを見てたりすると、日本と韓国の関係はいつまでも改善しないんだろうな〜というように思うんだけど、MBA内では日本人と韓国人の距離はかなり近い。特に韓国育ちの韓国人とはね。(アメリカ生まれだったりするとちょっと違う)

一般的に比較的時間を守ったり、暗記型の試験や勉強が多いためディベートやプレゼンがあんまりうまくなかったり、予習をしっかりしてきたり、英語が流暢じゃなかったり。(それでも日本人よりはうまいけど)。同じ地域で育っているので、欧米人と比較すると圧倒的に付き合いやすいのである。

MBA仲間に韓国人女性と結婚した日本人男性、交換留学先に韓国を選んだ日本人女性がいる。彼等が個人レベルで国同士の距離を縮めるはずだ。

国同士の関係は個人同士の関係によって変わる。もしかしたら、いや、確実に。

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スゲーッ爽やかな気分だぜ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ [MBA]

とは4代目ジョジョである東方仗助の言葉。

8月にあるWrap Upコースを残し2年間に亘るMBAが終了。スゲーッ爽やかな気分。これで宿題に悩まされる日々から解消される。

近いうちにこのブログでMBA総集編でもやろうかと思ってる。完全に卒業したらブログのタイトルも考えねばならんね。

先週の土曜日のクラス後は飲みに行ってずいぶん遅くなったんだけど、その次の日に7時に起床しランタオ島までトレッキングに行ってきた。

酒が残ってたのと、強烈な直射日光のせいでみるみる体力は失われていき、折り返し地点で既にグロッキー。真夏の香港でのランニングやトレッキングはつくづく自殺行為だと思う。

夜は某韓国人クラスメートの送別会に参加。彼がいなくなると寂しくなるよ。
で、サプライズで誕生日を祝ってもらった。送別会だと思ってたんで全く予想してなかった。

これ以上に予想していなかったのが誕生日ケーキ。去年に引き続きセクシー女性を模したケーキが登場。こういう類のケーキが出される自分は明らかにクラスメートにアホだと思われてる。が、手配してくれた彼らに感謝。

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EURO2012の決勝(2:45開始)まで時間があったんで、送別会の後に軽く一杯飲みに行った。日本人3人、韓国人1人、香港人2人と珍しく日本人がマジョリティに。

香港人の1人が没有美人事件の女性。本当に根に持っているらしく、しつこい位この話題を出してくる。こっちはもう忘れたいんだが。。。面倒くさくなったんで、香港人の教室内の悪習慣をたくさん挙げて説教してやった(笑)

EUROはカールスバーグが主催している映画館でのイベントに参加。クラスメートの一人がカールスバーグで働いているのでチケットをもらい入場。なんとビールは無料で提供されていた。

こういうプロモーションの費用対効果は非常に疑問である。ここで無料でビール飲ませてもらったからといって、今度カールスバーグ飲んでやるかという気にはならないしね。ただ、彼らはEUROのオフィシャルスポンサーなのでこれぐらい派手にやってもいいのかもしれない。

試合はひいきのイタリアが散々にやられておしまい。モッタが負傷退場した時点で完全に終わったね。スペイン相手に10人は厳しい。モッタがどうのというよりもモントリーヴォをひっこめた理由がわからん。動きは悪かったが彼がいないとボールが回せないし、攻撃の起点がなくなってしまう。

イタリアの方が日程が厳しかったとはいえ、あれだけの差がつくとは思わなんだよ。。。

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ドイツ人がストレートすぎる件 [MBA]

China Field Tripにドイツの国民性とはみたいな事をドイツ人と話した結果思ったのが、ドイツ人はストレートであるということ。
性癖のことではなく、物の考え方、言い方のことである。

前回のエントリーでリーダーシップと倫理の授業の事について触れたが、じつはそのエントリーは2回授業を受けた時に書いた内容で、6回も授業を受けた後だと感想が異なってくるのである。

そもそも最初はガチガチの倫理のような内容だったが、途中からはセクハラや人種問題にどのように対応するかというロールプレイングをやったりという内容になった。

特に普通の日本人には人種問題というのは頻繁に起こるものではない。ドメスティックな企業で働いていれば日本人だけと働くのが普通だろう。

自分が中国で働いていた時でも、国籍は違えど見た目はさほど変わらないので、いわゆる人種差別的な問題は発生しなかった。(というか、海外に駐在するとその国に居させてもらってるという感じになるので、現地人を差別する理由が無い。)

なので、この類のロールプレイングやディスカッションはためにはなる。

面白かったのが、セクハラなのか、文化の違いなのかわからんが、それをどのように解決するかのロールプレイ。

内容は(多分)フランス人女性がNYのコンサル会社で働いていて、クライアントのCFO男性にすね毛の事をいじられるというもの。「君のすね毛は僕より濃いかもしれないね。比べてみようか?」というCFOのセリフに女性が怒り、この問題を女性の上司がどのように取り扱うかをロールプレイする。

ポイントはこんな感じ

・CFOは顧客なので、彼に謝罪を求めるのは難しい
・ヨーロッパ人女性はあまり毛を剃らないらしい
・アメリカではすね毛を剃ってあたりまえ
・フランス人女性はコンサル会社のお偉いさんの親戚(女性の上司からみると扱いが難しい)
・女性の同僚は毛を剃らない彼女を良く思っていなかった

女性の上司役をやった生徒は、日本の中間管理職のようにうまく女性をなだめようとするのだが、クラスメートのドイツ人の意見は全く違っていた。

「ここはアメリカだ。いいからすね毛を剃れ」

要約するとこんな直球セリフ。このセリフの後に「郷に入れば郷に従え」とかいろんなフォローを入れるのだが、他の生徒の頭にはこのセリフしか残らず。学校から帰る時もあのドイツ人のセリフはすげーなとかそういう話題に。

あんな直球で言われたら部下は「Oui」とか言ってすね毛を剃るのだろうか・・・
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Responsible Readership & Ethics 母ちゃんに言えないこと [MBA]

今月頭から始まっているこのコース。8月にあるWrap Upの合宿を除くと最後のコアコース。2年間続いたMBAももうほとんど終わりである。

もう最後のコースなんでのんびりいけるかな・・・・・・なんて思っているとそうは問屋が卸さず。
4週間にわたり、毎週延べ150ページを超えるリーディングアサインメントとプレゼン、ディベートの用意があり、はっきり言って地獄である。

教材を取りに行ったら今までで一番ぶ厚いコースパックを渡され、おまけに本が2冊。まあ、本は比較的読みやすいから良しとしよう。

この授業は2人の教授が教鞭をとっている。

一人はコロンビア大学のMBAで教えている教授。変わった名前なんだけどどこの国の人かはわからない。典型的な学者。むしろ道徳の先生か?
もう一人はIBM出身の台湾人。典型的なキャリアウーマンと言った感じ。

リーダーシップはともかく、個人的には倫理をMBAで教える必要があるのかどうか疑問である。

もともとMBAで倫理を教えるようになったのは最近の話で、企業のスキャンダルが原因らしい。エンロン事件とか。
が、MBAで倫理を習ったからと言って、経営者等が不正に踏み切るのを躊躇するかというとそんなことはないと思う。彼らはリスクを承知でやっているわけだから。

また、会計士やCFA、弁護士の試験でも倫理について勉強するが、これらの試験に受かるような人だって倫理の勉強をしたときに得た知識等はお構いなしに不正に手を染めたりする。

自分は倫理観等は小さい頃の家庭や教育環境、コミュニティで培われると思っている。なのでMBAを取りに来るような大人(最低でも25歳になっているわけだし)は既に倫理観がある程度出来あがっているので2単位の教育程度ではどうにもならないだろうというのが自分の考えだ。

台湾人の教授は典型的なアメリカの大企業の価値観を前面に出してくる。不正を行うような状況になったら拒否しろだとか、Code of Conduct(企業の行動規範、倫理規定)を作成し、導入せよだとか。

そんなの欧米、先進国的な教育を受けた人間は理屈ではみんな理解しているし、できればそうしたいと思っている。

そりゃIBMで勤めていれば、これはIBMウェイだからという理由で賄賂を断ったり、裏工作をしなくてビジネスを失注しても責められることはないだろう。本当に倫理観が問われたり、究極の決断を下さなければならない場面というのは中小企業、それもファミリービジネスに多いはずだ。

これは明らかに不正だ、違法だとわかっていても、やらなければ会社が潰れる、従業員が路頭に迷う、自己破産することになってしまうという状況で本当に倫理的な決断ができるのかが問題である。

とは言ったものの、倫理の授業を行うことを肯定的にとらえると、いくつか役に立つこともある。

コロンビアの教授が授業の最初に言っていたのは、「自分は知らなかった」と言わせないようにするのが授業の目的だということ。これは非常に意味のある言葉だと思う。

もう一つは、自分が部下を持った時に彼らに不正行為を行わせないようにするためのマネジメントに役に立つということ。

大人になると倫理観はなかなか変わらないと言ったのにどうやってマネジメントするの?という矛盾点を突かれそうだが、部下にできるだけ倫理的な問題をジャッジさせないようにしたり、間違った意思決定を促すようなプレッシャーを与えないようにしたりというマネジメントを学ぶことが可能。上司の倫理観がひどかった場合はどうやってもマネージしきれないと思うが・・・

どこで読んだか忘れてしまったのだが、「母親に自分のやっていることを説明できる」のであれば倫理的に問題がないと思っていいらしい。なかなか含蓄のある言葉である。授業で小難しいことを云々いうよりもこれだけ教えればいいのではないだろうか。

母親に説明できない私生活を送っている自分の生活は倫理的に破綻していることになる・・・

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母校がなくなるということ [MBA]

日本大学が2013年のMBA生徒募集を停止したそうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD070L2_W2A610C1MM0000/

これに関してはいろいろと思うことがある。

■日本(日系企業)ではMBAの価値があまりない

日経の記事でも触れられていたが、やはり日本ではMBAはあまり評価されない。個人的には日系企業の経営者は欧米と比較して、経営のためのフレームワーク(特にファイナンス)を欠いているように思うので、MBAはそれをカバーするために悪くない教育システムだと思うのだが。欧米だと役員は経営者という専門職、日本だと役員はサラリーマンの上がりポジションのように思える。

社費留学の人に話を聞くと、MBA留学は一種のご褒美であり、留学後に全く海外と関係ない部署に配属されたりと海外のMBAもさほど重視されていない。グローバル化を目指す企業にとっては海外MBAの経験者は適材だと思うんだけどね。。。


■MBAプログラムを維持するのは大変である

数字を見た訳ではないだけど、あの学費の高いハーバードでさえMBAは赤字なのだとか。
赤字をどうやって埋めているかというと、EMBAやAdvanced Program (学位もらえるのかね?)の高い学費と卒業生からの寄付でまかなっているとのこと。

EMBAなんかは通常のMBAの2倍以上の学費である。Advanced Program(リーダーシップ研修とかいろんなプログラムがある)は数週間で100万円位したりとかとにかく高い。学校は高い料金をチャージでき、学生側は比較的容易に(少なくとも入学要件はMBAよりも緩い)学位を取れたり、学校のネットワークに入れたりとWin-Winの関係になっている。

日本のMBAは学費も比較的安いし、寄付金も望めないから運営は相当大変だと思う。


■やっぱり正しいMBAを選ばなきゃいけないね

「君はどこのMBAとったの?」みたいな質問をされて、「いや、もう学校が(MBAプログラムが)なくなちゃったんだよね。。。」と答えることになる卒業生は悲惨である。

MBAを選ぶ際の基準はランキング、エリア、得意な分野等いろいろあると思うが、やはり学校としてある程度体力があって、少なくとも自分が引退するまでは存続するであろう学校を選ぶべきである。

HKUSTは設立20年でFT MBA ranking Top 10まで上り詰めたが、逆に言えば油断すればランキングが落ちるのはあっという間だろうし、他の大学がどんどんランキングを上げて押し出される可能性もあるのである。我々の活躍がHKUSTの存続にわずかではあるが影響しているのである。


そういや、自分の出身大学の法科大学院も生徒の募集を中止した。自分は元々出身大学が法科大学院をやることに懐疑的だったので今回の撤退はどうでもいいんだが、大学自体は少なくとも自分が死ぬまで存続してほしいものだ。

ところで、前回のエントリーで「女性がいる前での発言には気をつけよう。いらぬ敵を増やす必要はない。(孫子) 」と書いたが、自分の創作であり孫子の言葉ではない。
ある人が本当に孫子の言葉だと思ってしまったようなのでこの場でお詫びしたい。

自分のブログの最終行はオチであることが多いので、あまり真面目に捉えないでほしい(笑)


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