黒子から出ている長い毛が・・・ [中国の生活・文化]
僕の周りの中国人(男性限定)はどうも黒子から出ている長い、そして太い毛を大切にしているようだ。
皆もご存知の通り、黒子から生えている毛は異常に成長しており、とにかく目立つ。
うちの会社で使っているコンサルティング会社(コンサルというよりも、政府や税関との口利き)の社員の首から、4センチくらいの長い毛が伸びている。
また、うちの新工場の内装業者の社員のほほからも4本ばかり長い毛が伸びている。
正直、話をしていると、つい、そのピョロっとのびた毛に目がいってしまう。
先日、管理部で飲み会をやったときのことだが、うちの鉄砲玉(ヤクザ映画の鉄砲玉みたいな社員がいるのでそう呼んでいる)の眉毛から、3センチくらいの長い毛が生えていた。
ただの毛ではなく、白髪になっていたのだが・・・
僕が「なんでそんな毛を伸ばしてるの?切っちゃいなよ」と軽くいったら、鉄砲玉はしばらく躊躇したあと、思い切ってその毛を引き抜いた。
おそらく、発育に数ヶ月はかかっている毛である。
もしかしたら、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで抜いたのではないだろうか?
とっても大切にしているであろう毛を抜いたのだろうか???
悪いことをしたような気がする・・・
中国の工事レベル [中国の生活・文化]
新工場への移転と同時に、社員寮の移転も行っている。
日本人寮も移転し、以前の独房のような(独房に入ったことは無いが・・・)部屋から、新寮に移ることができた。
とはいえ、以前から心配していたように新寮には多くの問題がある。
まず、ライフラインがしっかりしていない。
水圧が弱いらしく、シャワーもちょろちょろという感じでしか出ない。水圧が弱いのが原因らしく、湯沸かし器が安定せず、お湯が出ない。
トイレの水も出たり出なかったり・・・・
そして、立て付けが悪い。
シャワーの付け根が壁に埋まってなかったり、コーキングなんかもしっかりしてない。
さらには、なぜか壁から金属がはみ出している・・・
一体どういうこと??
なんなの、この建物は???
と、思ってしまうわけである。
正直、これが今の中国のレベルなんだろうなあと思う。
品質に対する意識が、日本よりも格段に落ちるのは事実である。
パッと見だけは、よさそうなんだけどね・・・
香港のホテルはちょっと高すぎます・・・ [中国の生活・文化]
物流、外貨管理、資金の面で香港に事務所があると非常に便利だからだ。
うちの会社も香港に事務所があり、その関係で香港に会計監査を受けに来ている。
昨日の朝一で香港に来たのだが、とても一日では終わらなく、香港で一泊することになった。
そこで、会社で契約している某ホテルで予約しようとしたのだが、1泊3,900HKDを要求された。(なんと約56,600円)
普通のビジネスホテルなのに、何で、東京の外資ホテル並みになるかが不思議である。
ホテル側の言い分は、電子関係の展示会があって、込み合っているからということ。
まあ、確かに需要と供給のバランスではあるが、それにしても高い。
というわけで、ロイヤルパシフィックホテルという、フェリー着場にあるホテルに泊まることにした。
某ホテルよりもこちらのほうが良いと思うのだが、気になるお値段は1,250HKD+13%(それでも約20,000円)
うーんそれでも高い・・・
ただ、ハーバービューといわれるだけあって、15階からの夜景は最高!!
一人で、それもビジネスで来ているというシチュエーションがなんともいえないが・・・
実は、香港ディズニーができてからというもの、香港のホテル料金は2割くらい高くなった。
東京よりかなり高い。
東京のホテル戦争もこれからクライマックスとなるようだが、果たして、国内系は生き残れるのだろうか?
香港にきてつくづく思うこと・・・それは、持てる人と持たざるひととの差が大きいこと。
乞食もいれば、ルイヴィトンの袋をいくつもポーターに持たせている金持ちもいる。
最近は勝ち組と負け組みが分かれつつあるようだけど、日本ってホント社会主義的だと思う。
香港脚とはなんぞや? [中国の生活・文化]
日本から役員が来ていたので、土曜日は夜中まで資料を作成し、日曜日はその報告と休む暇が無かった。
先週から風邪気味だったのだが、ついにピークに達し、昨日病院に行って点滴を打ってきた。
会社では日本語医療通訳を受けれるサービスを契約していて、病院に行くとVIPルームに連れて行かれる。
この日本語通訳が結構流暢な日本語を話すのである。
僕が赴任当時には医療通訳には男性が一人だけだったのだが、最近、困ったことに、以前うちの会社で勤めていた通訳が、その医療通訳として働き始めたのだ。
やっぱり、病気とかのプライバシーを知られるってのは気分が悪いものである。それに、その通訳は、一応、僕の中国語の先生だったので、かなり親しかったわけで。
風邪だったので、その顔なじみの通訳を通して、内科の先生に話をして、薬を処方してもらったのだが、その後に、先生がカルテを読み上げた。
今年の4月頃だったか、水虫の疑いがあって、診察を受けた。この病院では検査もせずに見ただけで水虫と診断されたので、カルテにはしっかりと水虫と書かれている。
(日本に帰国した際にしっかり顕微鏡で検査して、結局水虫ではなかった。)
先生は水虫のこともしっかりと読み上げたので、通訳には完全に水虫だと思われてしまった。
面倒なので特に言い訳もしなかったのだが。
ところで、水虫のことを「香港脚」というらしい。
会社の通訳に理由を聞くと、広東、香港などの華南地域は湿気が多く、かなりの人間が水虫らしい。
だから「香港脚」だと。
水虫の代名詞にされてしまって、香港の人もいい迷惑である・・・
※ 8日で、中国赴任1年経ちました。時間の流れとはずいぶん早いものです。
赴任当時は2年でビジネスクラスの中国語を・・・と意気込んでいたのですが、さっぱり上手くなりませんでした。トホホ・・・
とっ捕まえてやる!! [中国の生活・文化]
「会社の表で泥棒が捕まっています」というので、野次馬根性丸出しで見に行った。
外に出て行ったときには、残念ながら泥棒は治安隊に連れ去られた後で、野次馬だけになっていた。
なんでも、アパートの2階に侵入したところを、うちの会社が使っている白タクの運転手が発見したらしい。
発見された泥棒は、植木の中に入り込み、息を潜めて隠れた。
そこをとっ捕まえてやると意気込んだ、治安隊数人が物干し竿を植木に突っ込み、それに引っかかったところを御用になったらしい。
何度も書いているが、会社の周りは非常に治安が悪い。
2月程前だったと思うが、隣の会社は事務所から金庫を盗まれた。
その会社の外壁の上の部分にはガラスの破片をおいてあり、泥棒が入ろうとするとダメージを与えるような罠が仕掛けてある。
泥棒はその罠を難なくくぐり抜け、最低200KGはあるだろう金庫をあっさりと持っていったらしい。
そういう場所で働いてます・・・・
中国の文明度とは・・・ [中国の生活・文化]
「文明人ならごみを捨てるな」 という看板が会社の休憩所に立ててある。 確かに、会社の周りの中国人は、ところかまわずごみを捨て、マナーが無いと思うが、初めてこの看板を見たときは、こんなの立てちゃっていいのかなと思った。 しかし、この看板は行き過ぎているわけではなさそうだ。 セブ島に行くために、会社からシンセンに向かう高速バスに乗った。 一応、長距離バスなので、テレビがついている。 例によってジャッキーチェンの映画が流れているが、その途中でマナー教育のCMがあった。 バスの窓から缶を投げて、ブッブーと画面に大きな×印が。 ビルの上からごみを捨てて、ブッブーと画面に大きな×印が。 最後に、文明人ならこういうことはしないようにという内容のテロップが流れる。 日本では、子供でさえしないようなことを一生懸命啓蒙しなければならないようだ。 要はその程度の文明度ということである。 まえから、ブログに書いたが、北京オリンピック・上海万博が非常に心配である。 香港ディズニーでもちょっとばかり、その兆候が見えたけど・・・ フィリピン(セブ島)はというと、やっぱり文明度が低いかな・・・と思ったけど、中国(僕の住んでるエリアね)よりは綺麗でした。 観光地だけあって、ホスピタリティもあったし。 ところで、セブ島ではしっかり、ダイビングライセンスを取ってきました。 こんどはAOW(アドバンスド・オープン・ウォーター)。これがあれば世界中の海でもぐれるそうな。 与太なりにもパラグライダーのライセンスもあるし、自動車免許を合わせれば、陸・海・空を制覇したようなもんだね。 クロールでの泳ぎは苦手だけど・・・ |
社員には駄目だといったけど・・・ [中国の生活・文化]
今年から、一般社員にも有給休暇を与えたのだが、じつは、大型連休に有給休暇をくっつけることはできない。
理由は生産の安定のためである。
とはいえ、僕は休ませてもらいます。
これから香港で一泊して、セブ島へ。
4日に中国に戻ってこなきゃいけないので、結局近場のセブ島となってしまった。
本当はバリに行きたかったのだが、仕事のことを考えると時間が足りない。
日本では3連休とかが多く、しっかり休んでいるわけだが、こっちの休みは尊重してくれない。
一部の社員は国慶節の休み中も仕事をしなければならないのである。
(但し法定休日の残業は時間給の3倍を支払わなければならない)
たまの休みなんで、エンジョイしてきますわ・・・
お見合いに行ってきます。 [中国の生活・文化]
その子がいなくても仕事は回るし、国慶節の休みもあるんで休暇の許可を出した。
たぶん、故郷にかえるのかなと。
さっき、その子が「相親」にいくといっていた。
相親?
どうもお見合いのことらしい。
うちの課長(58歳)の時代では見合いは当たり前だったらしいが、いまの中国では自由恋愛が主流らしい。
「見合い相手の写真は見たの?」
「いや、まだ見てません」
「相手がカッコ悪かったらどうするの?」
「見合いをやめます」
さすがに
「相手だってアナタのことを美人と思うかわからないでしょ?」
とは言えなかった。
ふーん、見合いに行くのか。
それをよく恥ずかしげもなく外国人の上司に話せるなあと思っていたら、
通訳に「たぶん、見合いはうそですよ」といわれた。
完全に担がれていたらしい。
中国は遅れていて(遅れているから見合いっていう考え方もどうかと思うが)、見合いが多いのか
という先入観を持っていたのが間違いだったようで・・・
北京ダックのさばきかた [中国の生活・文化]
香港へ行った帰りに、出張者もいるんで、会社の近くのホテルで北京ダックを食べることにした。
実は、ここは広東省なので北京ダックとは言わないらしい。
でも、日本人から見れば北京ダックなのである。
一般的に、レストランの服務員が揚げたて?のダックちゃんを
カートで持ってきて、ビニールの手袋をして、大きな包丁で
カリカリの皮の部分を削いでいく。一匹丸ごとのダックちゃんをこれ見よがしにさばく。
それに味噌ダレのようなものをつけて、餃子の皮のようなものでまいて
パクリとやるわけだ。
やっぱり美味い。日本円で700円くらいという値段も非常にリーズナブル(日本人にとってだが・・・)
注文をして、ビールを飲みながら待っていると、
例によって、ダックちゃんがカートで運ばれてくる。
そこで以前からの計画を実行した。
「俺に(皮をそぐのを)やらせてくれ!!」
「いや、私たちの仕事ですから・・・」
「俺は、ダックちゃんを捌きたいんだよ!!」
「でも、その・・・」
愚図愚図いうので包丁を取り上げ、ダックちゃんの腹の真ん中辺りから削ぎ始めた。
これがなかなか難しい。
食べ応えのある大きさにしなきゃいけないし、このままではせっかくのダックちゃんが台無しである。
「その捌き方ぢゃ駄目ですよ」
「対不起(すんまそん)。やっぱりヨロシクです。」
結局、前々からの計画は達成できなかった。
どうやら、最初にダックちゃんのわき腹から、
表半分と後半分を分けるように切込みを入れるのがコツらしい。
ところでこのやり取りを周りの客がずっと眺めていた。
自分でダックちゃんを捌こうとする人はいないらしい・・・